日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年10月14日土曜日

◆森保ジャパンの“隠れた収穫”? 日本代表OBがカナダ戦で絶賛「不安はない」「もう谷口より評価が高い」【見解】(FOOTBALLZONE)



町田浩樹


【専門家の目|栗原勇蔵】CBでフル出場の町田浩樹は「余裕が感じられた」


 森保一監督率いる日本代表は、10月13日に行われたカナダ代表との国際親善試合で、MF三笘薫(ブライトン)が不在、MF久保建英(レアル・ソシエダ)も出番がなかったなかで4-1と快勝した。元日本代表DF栗原勇蔵氏はセンターバックでフル出場したDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)を高く評価している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

   ◇   ◇   ◇ 

 日本は三笘が体調不良で招集を辞退し、久保もベンチスタートのまま出番は訪れなかったなか、開始2分に右サイドから崩し、こぼれ球に反応したMF田中碧(デュッセルドルフ)のミドルシュートが決まり幸先良く先制した。

 その後、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が相手を倒してPKを献上するも自らPKをストップ。前半39分にはFW浅野拓磨(ボーフム)にボールを渡し、中央へのパスにMF南野拓実(ASモナコ)は追い付かなかったものの相手のミスを誘ってオウンゴール。さらに前半42分、浅野がドリブル突破からペナルティーエリア内でMF中村敬斗(スタッド・ランス)にラストパスを出すと、冷静に中村が蹴り込み3-0とリードを広げた。

 日本の勢いは衰えず、後半4分にも田中が右足ボレーで蹴り込んでこの日2点目。終盤に1点を返されたものの、4-1と勝利を収めた。

 南野の復帰初戦や中村のゴールなどトピックがあったなかで、日本代表OBの栗原氏が「良かった」と挙げたのが、DF冨安健洋(アーセナル)とセンターバックのコンビを組んでスタートし、フル出場した町田だ。

「あのパフォーマンスができるんだったら、町田は今後ずっとポジション争いで残っていくと思います。1対1が強いし、安定している。地上戦も空中戦もできるし、スピードもそこそこあって、ビルドアップもできる。ラインコントロールも不安はない。ベルギーリーグで主力を張っているだけあって、余裕が感じられた。若干、伊藤(洋輝/シュツットガルト)とかぶるところもあると思いますけど、伊藤と町田がいたらほかの選手にチャンスはないかもしれない」

 栗原氏は、現時点で「正直、もう谷口(彰悟)より評価が高いんじゃないか」と町田を高く評価する。

「冨安は鉄板、板倉(滉/ボルシアMG)もレベルがすごく高いけれど、2人がいない時に不安かと言われたら、町田が今日のプレーをできるんだったら不安はない。伊藤もこないだはいいプレーをしていた。伊藤の場合、左サイドバックでの起用も考えられ、中山(雄太)もカナダ戦では悪くはなかったけど、センターバックとサイドバックをできる伊藤がいたらどうなのかなと。前の選手に目が行きがちだったなかで、町田がかなり良かったんじゃないかと思います」

 日本代表2キャップ目を刻んだ町田に対する期待は今後、さらに高まっていきそうだ。





◆森保ジャパンの“隠れた収穫”? 日本代表OBがカナダ戦で絶賛「不安はない」「もう谷口より評価が高い」【見解】(FOOTBALLZONE)





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