日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年1月28日日曜日

◆【鹿島2―1宮崎】鈴木優磨「一発目にしては悪くない」初の対外試合はスコア以上に内容よし、ただし…(報知)



鈴木優磨


◆練習試合 鹿島2―1(27日・ひむか宮崎県総合運動公園)

 鹿島は今季初の対外試合(45分×2、30分×1)を行い、2―1で勝利した。鹿島のゴールはMFパレジとFW徳田誉。

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 主力組(0―0)に関しては、スコア以上に内容はよかった。

 今季どういうサッカーを展開していこうとしているのか、会場に集まったサポーターはおおむね理解できたのではないだろうか。

 1月末の段階で、これほどまでにワンタッチの崩しでゴール前に迫れる新監督チームも珍しい。始動が早かったこともあるが、高いモチベーションを保って練習を積み重ねてきたこと、連係面が日に日に向上していることが伺い知れる展開となった。

 FW鈴木優磨が「一発目にしては悪くない。もう少し苦戦すると思っていた」と振り返ったように、チームは体力作りの走り込みメニューにも力を入れており、コンディションは決して万全ではなかった。それでも新指揮官が標榜するスピーディーな攻撃が展開できていたし、共通理解が深まっている様子も随所に感じられた。0点に終わったことは懸念点というより、伸び代と捉えていいだろう。

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 控え組(2―1)に関しては、スコア以上に内容がよくなかった。

 新監督のチームは、どうしても主力組(11~14人ほど)と控え組を完全に切り分けた練習が多くなる。短い時間で戦術理解を効率的に行うためには、仕方のないことだ。

 開幕まで、大きな序列の変更は起きないだろう。開幕から数試合の結果は、この11~14人のパフォーマンスで大方決まると言っていい。

 しかし長いシーズンで上にいくためには、現段階で控え組に甘んじている選手の力が必要不可欠だ。そういう意味では、まだこのチームは上にいく力がない、そう感じられてしまう内容となった。

 シンプルに言えば、チャレンジの数が少ないし、ミスの数が多い。ガムシャラさがマイナスに働く(=空回り)方がまだいい。もちろん全員ではないが、首脳陣の目を気にしているかのような、お利口さん志向のプレーが多かった。

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 対外試合1試合目にして、3人(柴崎岳、溝口修平、松村優太)にアクシデントがあった。ジーコさんの言葉「チャンスは自分のタイミングではなく、チームのタイミングで巡ってくる」ではないが、チャンスはいつ来るかわからないし、タイミングは選べない。宮崎キャンプでは残り2試合が予定されている。奮起に期待したい。(岡島 智哉)

 ◆1本目 GK早川友基(→山田大樹)、DF濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝、MF柴崎岳(→名古新太郎)、樋口雄太、藤井智也、土居聖真、仲間隼斗、FW鈴木優磨

 ◆2本目 GK山田大樹(→梶川裕嗣)、DF濃野(→須貝英大)、植田(→津久井佳祐)、関川(→大川佑梧※ユース)、安西(→溝口修平→須藤直輝)、MF名古、樋口(→舩橋佑)、藤井(→松村優太)、土居(→パレジ)、仲間(→知念慶)、FW鈴木(→垣田裕暉)

 ◆3本目 GKパクウィジョン、DF須貝、津久井、大川、須藤、MF名古(→師岡柊生)、舩橋、知念、パレジ(→高岡伶颯※練習生)、FW垣田(→徳田誉)





◆【鹿島2―1宮崎】鈴木優磨「一発目にしては悪くない」初の対外試合はスコア以上に内容よし、ただし…(報知)



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