日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月21日土曜日

◆【名古屋 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:盟友への熱い思い。永井謙佑と金崎夢生の競演に要注目!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00012379/

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!



「これからはオレたちがグランパスを引っ張っていかなきゃな」。

そう語り合った盟友たちが、お互いのゴールをめがけて突進する。鹿島との対戦に静かに心を燃やしているのが、永井謙佑だ。2010年に名古屋に移籍してきた金崎夢生と、2011年加入の永井は1989年生まれの同い年。揃って名古屋に在籍していた頃は、年の近い田口泰士らとともに、前述のような熱い思いを語り合う仲だった。その後、金崎も永井も海外リーグへ挑戦し、その後帰国。永井は期限付きのち完全移籍の形で古巣へ戻り、金崎は鹿島に新天地を求め、大きく羽ばたいた。二人の歩んできた道は、よくよく考えれば似通ったものだ。

名古屋は鹿島とは今季すでにヤマザキナビスコカップで対戦しており、しかもほぼフルメンバーで戦い1-3と叩きのめされている。今回はその借りを返したいところだが、前回は負傷で名古屋に来なかった金崎との再会は、永井にとっては純粋に楽しみなものでもあるようだ。

「今は夢生の良さがモロに出ていますよ。もともとわかっていたことですけどね。前を向いて、ポジションは名古屋の頃と違ってゴールに近いポジションだけど、間違いなくファイトできる選手。前線で当たり前のように守備をしてくれるし、チャンスとあらば危険なゾーンに体を投げ出してくる。名古屋ではあまり見せられなかった部分が、今は出ていますよ」

まるで何で名古屋でやってくれなかったかな、とでも言わんばかりだ。あるいは、何で自分たちはそこを引き出せてやれなかったのかな、という悔しさか。個人的にも仲の良い選手だっただけに、その思いは複雑なのだろう。「今は背後で受けたり、預けて裏とか、そこで夢生の良さが出ている。周りもそれを引き立てている」と話す顔は、どこか寂しげにも見えた。

背後で良さが出る、と言えば永井も同じだ。今はなかなかシンプルにDFラインの裏で勝負もできなくなってきたが、それは金崎と自分との共通点でもあるのだろうか。

「…考えているイメージは似ているのかもしれないですね。目指すポイントは同じで、1本のパスでゴールへ行く方がいい。そこまでチョコチョコとつなぐよりも、その方が好きですし、夢生も縦に速いのが好きだと思う。まあ、聞いてみないとわからないけどね。今まで、一緒に出ていた頃のことを思えば、そうだと思う」

鹿島戦へ向けては「オレはやっぱり裏を狙いたい。そこでチームに勢いを出していきたい」と語っていた永井。ゴールへの最短距離を行くのは名古屋の背番号11か、鹿島の背番号33か。盟友たちの競演に、今から胸が高まっている。

文:今井雄一朗(名古屋担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第13節
5月21日(土)18:30KO 豊田ス
名古屋グランパス vs 鹿島アントラーズ

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