日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月3日金曜日

◆柴崎、テネリフェ入団会見 鹿島の愛着背番「20」で昇格に意欲(スポニチ)




 鹿島からスペイン2部テネリフェへ加入したMF柴崎岳(24)が1日、入団会見に臨み、新天地に懸ける思いを語った。チームを2009〜10年以来の1部へ引き上げるために全力を尽くすと宣言。契約は6月30日までだが、1部昇格の場合は自動延長となり、長く欧州でプレーする意思も示した。また、背番号は鹿島でも入団した11年から5年間つけていた「20」に決まった。

 紆余(うよ)曲折を経て、柴崎がようやく欧州でのスタートラインに立った。1日の午前中に身体検査を受け正式契約を締結。午後に公式会見に臨み「ずっとここ(スペイン)に来たかった。自分の力を証明したい」と喜びを表現した。記者会見場には10台のテレビカメラが並ぶなど、多くの地元メディアも詰め掛けて、新戦力への期待の高さをうかがわせた。

 スペイン1部ラスパルマスとの移籍交渉が破談し、欧州移籍期限当日の31日に決定した今回の移籍。契約期間は6月30日までだが、31日にテネリフェ入りした際に「ずっとヨーロッパでやりたい気持ちはあった。今のところ日本に戻るという意思はあまりない。できるだけ長くトップレベルでプレーしたい」と欧州で戦い抜く決意を示した。

 テネリフェでは09〜10年以来の1部昇格のキーマンになる。現在リーグ6位。3〜6位が出場権を得る1部昇格プレーオフ圏内につけている。「クラブの目標は分かっている。自分の目標は1部昇格だ」と力強く宣言。「自分は攻撃的な選手。スペインは自分を成長させられる場所。自分の力を示したい」。持ち味の攻撃力で1部昇格に貢献したいと語った。

 会見に出席したセラーノ・スポーツディレクターからも「獲得できたのは想定外。ラッキーだった。彼は違いを生み出せる選手」と高い期待を寄せられた。スペインのマルカ紙では「クラブW杯のヒーローの柴崎岳を獲得」という見出しが躍るなど、昨年のクラブW杯でRマドリードに2得点を挙げた24歳への注目度は現地でも高い。2日の午前中から早速チームの練習に参加する。早ければ4日のホーム・エルチェ戦となる欧州デビューを「なるべく早く出られるようにしたい」と心待ちにした。

 ▽スペイン2部 正式名称は「ラ・リーガ2」。22チームで構成され、ホーム&アウェーの総当たりで長丁場の42試合を戦う。上位2チームが1部に自動昇格。3〜6位がトーナメント(ホーム&アウェー方式)のプレーオフを行い、勝者が1部に昇格する。下位4チームが3部降格。バルセロナ、Rマドリードが突出している1部よりも、チーム力、予算などで拮抗(きっこう)。23節時点で首位レバンテが勝ち点49、2位ジローナが同42とややリードしているが、3位以下は勝ち点7差に6位のテネリフェを含め10チームがひしめく大混戦となっている。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/02/kiji/20170201s00002000301000c.html

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