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2017年11月6日月曜日

◆鹿島、連覇に王手!浦和に完封勝利 レアンドロ千金ゴール(スポニチ)


明治安田生命J1第32節   鹿島1―0浦和 ( 2017年11月5日    カシマスタジアム )


 首位の鹿島が連覇へ王手をかけた。ホームで浦和を1―0で下し、勝ち点を70に伸ばした。守備は日本代表DF昌子源(24)を中心に、日本代表FW興梠慎三(31)を軸にした攻撃力の高い浦和を完封。元ブラジル代表MFレアンドロ(24)の挙げた1点を守り切った。川崎Fが18日のG大阪戦に敗れた場合、2試合を残して連覇が決定する。 

 寸分の隙も与えなかった。浦和FW興梠との日本代表対決。DF昌子はボールを奪われた瞬間に奪い返し、スルーパスが入る瞬間に全力で走り込んで突破を食い止めた。得点ランク首位のエースをシュート1本に抑えて完封。「1個の隙でどっちかが負けると思っていた。最後集中した僕たちが勝利を手にした」と冷静に振り返った。

 勝てば連覇に向けて前進する一戦。緊張感が高まった展開で、目の前に立っていたのは、特別な思いを持つ相手だった。プロ1年目のキャンプ。当時鹿島に在籍していた興梠と練習中に初めてぶつかった時の衝撃は、今も忘れられないという。「ぶち置いていかれた」。自信を持っていた快足が通用せず、途方に暮れた。「この人を止める」――。プロに入って初めて立てた目標を、大一番で達成した。

 試合序盤から中盤で激しい競り合いが続く中、MFレアンドロのゴールが決まると真っ先に大岩監督の元に寄り、ブロックを引いて守りを固める意思を周囲に伝達。DFリーダーとして冷静に試合をコントロールした。

 チームは大岩監督の就任後から一度も負けることなくリーグ戦ホーム9連勝。うち8試合は完封で、1失点しかしていない。Vロードを突き進む原動力は、間違いなく24歳が支える堅守だ。日本代表の欧州遠征に向けても弾みをつける完封劇。「試合に出て、世界レベルを肌で感じたい」。大仕事を一つ終えた24歳は、次なるバトルに視線を向けていた。

 《残り2戦のうち1勝でもV》首位鹿島が浦和に1―0で勝利。勝ち点を70とし、消化が1試合少ない2位川崎Fとの勝ち点差を7に広げた。鹿島は残り2試合のうち1試合で勝利すれば、川崎Fの結果に関係なく優勝が決まる。現時点での最速優勝決定日は今月18日。同日に川崎FがホームでのG大阪戦に●ならば、この日は試合予定のない鹿島の2年連続9回目となるJ1リーグ戦年間王者が決定。それ以外は第33節(同26、29日)以降へ持ち越しとなる。J1リーグでは試合のない日に優勝が決まった例は過去に一度もないが、果たしてどうなるか。


鹿島、連覇に王手!浦和に完封勝利 レアンドロ千金ゴール

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