日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年11月6日月曜日

◆【鹿島】鉄壁!被シュート3本でクラブ最多タイの14完封 18日にも連覇&20冠(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第32節 鹿島1―0浦和(5日・カシマスタジアム)

 浦和のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦(18、25日)進出を受け1試合だけ前倒しで開催され、鹿島が浦和を1―0で下し2連勝。18日に川崎がG大阪戦(等々力)で敗れれば、J1史上初めて試合開催日以外に優勝が決まる。後半35分のMFレアンドロ(24)の決勝点を、日本代表DF昌子源(24)を中心とした守備陣がクラブ最多タイとなる今季14試合目の無失点で守り切った。

 鹿島の鉄壁の守備が呼んだ決勝点だった。ボール支配率では浦和に上回られたがDF昌子が浦和エースFW興梠に仕事をさせず、DF植田は空中戦で強さを発揮。中盤から前も有効的なパスを回させなかった。被シュートは3本。安定した守備から後半35分にMFレアンドロが右足ダイレクトボレーで決勝点を挙げた。レアンドロは「ゴールは誰が決めても良かった」と全員でもぎ取った勝利を強調した。

 今季14試合目の無失点。Vゴール方式が廃止された03年以降で、08、09年のクラブ記録に並んだ。原動力は日本代表でも主力を務める昌子だ。「成長できたのは(興梠)慎三さんのおかげ」。プロ1年目の11年、当時鹿島に所属していた興梠に練習で「化け物か、違う競技の選手かと思うくらい速かった」と洗礼を受け「止めなきゃ試合に出られない」と思わされた。

 それから約6年。海外サッカーの映像を見て学び、昨年のクラブW杯決勝ではRマドリードFWのポルトガル代表C・ロナウドとも1対1で負けなかった。この日も今季20得点で得点ランク1位につける興梠から先を読んだ守備でボールを奪い、確かなポジショニングからスピードあるプレーを封じた。「慎三さんに何もさせなければ、浦和の攻撃は手詰まりになる」と成長を見せつけた。

 対浦和で公式戦5連勝を飾り、18日に川崎がG大阪に敗れれば連覇と通算20冠が決まる。J1で初めて試合開催日以外に優勝が決まる可能性があるが、昌子は「まだ何も成し遂げていない。川崎さんが勝つと思って準備しないといけない」と油断はない。柏戦(26日・カシマ)で勝てば、川崎の結果にかかわらず自力で優勝が決まる。1シーズン制でクラブ最多の今季23勝目にも浮かれることなく、目の前の勝利だけを追求する。(内田 知宏)

【鹿島】鉄壁!被シュート3本でクラブ最多タイの14完封 18日にも連覇&20冠

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