ACL準決勝第2戦、鹿島が中国の天津権健に3-0快勝 内田のパスから安部がゴール
鹿島アントラーズは、18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦で天津権健(中国)に3-0と勝利し、2戦合計5-0でクラブ史上初の4強進出を決めた。中国メディアは元日本代表DF内田篤人のアシスト場面に注目し、「相手粉砕のトライアングルパス」と称賛している。
8月28日の第1戦で鹿島はホームに天津権健を迎え撃ち、2-0と完勝した。天津で国際会議があり、警備上の理由などもあって第2戦は中立地のマカオ開催となったが、先制したのは鹿島だった。MF遠藤康の右CKからFWセルジーニョが合わせてリードすると、同27分に内田の右足からゴールが生まれる。
遠藤が右サイドでボールをキープして相手を引きつけ、ターンしようとした際に相手に倒されるも、右のタッチライン際を全力で駆け上がった内田がボールを受けて局面を打開。スピードに乗ったドリブルで相手を置き去りにすると、一気に相手ペナルティーエリア間際まで侵入した。相手が慌てて寄せるなか、マイナスのパスを中央に通し、最後はMF安部裕葵が追加点を奪った。
後半21分にFW土居聖真がダメ押しの3点目を決めて3-0と快勝したなか、中国メディア「新浪体育」は内田のプレーに注目。「内田が相手粉砕のトライアングルパスを通し、安部が決めた」と映像付きで紹介した。内田のパスは、ゴールと安部の位置関係から三角形を描く形になっており、中国メディアもそのラストパスを称えている。
内田は“ACL優勝”を目標として公言するなか、鹿島はクラブ史上初の4強進出。悲願のアジア制覇に向けて、また一歩前進した。
◆内田篤人がACLで絶妙アシスト 中国メディア称賛「相手粉砕のトライアングルパス」(FootballZone)