日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年9月20日日曜日

◆鹿島に6連勝もたらした若き守護神GK沖悠哉「不敗神話気にしていない」(ゲキサカ)






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[9.19 J1第17節 C大阪1-2鹿島 ヤンマー]

 鹿島アントラーズのGK沖悠哉が不敗神話をまた一つ紡いだ。同じく好調の続くセレッソ大阪を破って6連勝を果たしたこの日は、後半に訪れたピンチを横っ飛びで連続セーブ。1点リードを守り抜いた21歳の若き守護神は「相手が上位と分かっていたが、目の前の試合に勝とうという話をしていた中で、難しい試合を勝ててよかった」と前向きに振り返った。

 2-1で迎えた後半25分すぎ、沖に大きな見せ場が訪れた。まずは26分、MF清武弘嗣のFKに反応したDFマテイ・ヨニッチのヘディングシュートが自身の左に飛んでくると、これを正確に高さを合わせて枠外に回避。さらに28分、このCKを起点に飛んできたMFレアンドロ・デサバトの右足シュートも横っ飛びで阻止した。

 このプレーにも盛り立てられたチームは終盤にもピンチを次々に迎えたが、クロスバーにも助けられて失点を許さず。厳しい過密日程で6連勝を果たした。J1デビュー戦となった第9節鳥栖戦(○2-0)を勝利で飾り、正守護神の座についた第12節G大阪戦(△1-1)から6勝1分という好成績を残してきた沖は出場試合の無敗記録を9試合に伸ばした。

 それでも沖は「不敗神話とか気にしていない」ときっぱり。現在の好パフォーマンスの秘訣は日々のトレーニングだという。「いい状況で流れが来ていて、試合に出られていない選手がいる中、日頃の練習から手を抜くことはないし、先輩がやっているから自分もやらないといけない」と力強く語る。

 沖の台頭によって「同じ鹿嶋市出身なので、小さい頃から憧れがあった」(沖)というレジェンドGK曽ヶ端準はベンチ外となり、元韓国代表のGKクォン・スンテも出場機会を失っているが、「暑い中でも手を抜かずにやっている姿を見ると、自分は若いのでもっともっとやらないといけないと思う」という沖は「責任を持って試合に臨めている」と彼らの存在に後押しされているようだ。

 だからこそ、この日の好セーブにも満足した様子は見せなかった。「セットプレーのマークの要求で厳しくつくことができたはずなので、もっとうまく未然に防ぐことができたと思う」。シュートを打たれたこと自体を悔やんだ沖は「シュートストップはコースが甘かったのもあるので、反応できたのはいいけど改善する余地がある」とさらなるクオリティー向上を誓った。


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