日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年11月19日土曜日

◆鈴木隆行氏「1トップ任せられるのはボールをキープできる上田綺世」(報知)






◆国際親善試合 日本1―2カナダ(17日、アラブ首長国連邦・アルマクトゥームスタジアム)

 日本代表はカタールW杯前最後の親善試合となったカナダ代表戦で、1―2で逆転負けを喫した。トップ下で先発し、無得点に終わったMF南野拓実(27)=モナコ=が試合後、MF鎌田大地(26)=フランクフルト=を中心とした戦いの必要性を訴えた。

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 攻撃面は本番前で手の内を隠すところもあったと思うが、決して良い内容ではなかった。相馬の裏への抜け出しは素晴らしい得点だったが、それ以外の部分で迫力を欠いていた。

 1トップに関しては浅野はコンディションは問題なさそうだ。ただ、持ち味は裏への抜け出し。そういう狙いを持って試合に入るのであればいいが、押されている状況でポストプレー、前線で頑張ってもらう役割を任せるのはやや難しい。

 可能性を感じたのは上田だ。後半途中の出場だったが、ポストプレーだけでなく裏にも出ていき、守備でもプレッシャーをどんどんかけていく姿勢が見えた。ドイツやスペイン戦は押し込まれる状態になることも考えられる。そうなった時にはボールをキープできる上田が適任だろう。

 カナダ戦では2つの課題が見えた。1つはセットプレー。何本か失点してもおかしくない場面があり、GKも含め全員が個々の競り合いの部分から見直す必要がある。もう1つは前線からのプレス。統一性や連動性がなく、後追いになっている。特に前線の選手は高い位置で連動して動き、相手に余裕を持たせないことが重要。対応が遅れれば余裕を持たれてつながれ、ずるずると下がって押し込まれる展開になってしまう。

 酒井や板倉が戻ってきたことは収穫で、鎌田の好調さも大きい。ドイツ戦ではメンバーも変わってくるだろうし、今回の試合を受けて修正を図り、いい準備をしてくれることを期待したい。(元日本代表FW・鈴木隆行)





◆鈴木隆行氏「1トップ任せられるのはボールをキープできる上田綺世」(報知)

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