日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年8月25日火曜日

◆内田 海外で「勉強するより勝負してほしい」“世界を知る男”が日本の後輩へアドバイス(スポニチ)






フットボールサミット 第16回 それでも「内田篤人」が愛される理由 / フットボ...


 鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)が現役ラストマッチとなったG大阪戦から一夜明けた24日、オンラインでの引退会見に臨んだ。誰よりも自分自身に厳しい男はケガで低下したパフォーマンスに納得がいかず引退を決断。日本と海外の競技力の差に危機感を示し、海外へ挑戦する後輩たちへ「勉強するより勝負してほしい」と厳しいメッセージを送った。
 惜しまれながらも内田がピッチを去る理由。それはやはりシャルケ時代の15年に手術した右膝だった。「手術したあとの2年の空白がきいた。走る、止まる、ターンするという基本能力ががつんときた」。常に負傷の不安がつきまとい、練習から全力を尽くせない。ここ数年は常に引き際を意識していた。

 気持ちが固まったのは12日のルヴァン杯清水戦。「危ないところや行かないといけないスペースがあるのに走れなかった」。常勝軍団の一員としてプライドが許さなかった。試合終了後、強化部トップの鈴木満フットボールダイレクターに「契約を解除して引退させてほしい」と直訴。まだ32歳。チームやカテゴリーを変えて現役を続けることもできたはずだが、「鹿島以外でやる選択肢はなかった」と断言した。

 14年半の現役生活の間、半分以上の約8年間ドイツでプレーした。欧州CL、W杯に出場し、世界最高峰の舞台を知るからこそあえて厳しく言う。「Jリーグのレベルが低いのではない」と前置きしつつ、「日本と世界の差は広がったと思う。今はパパッとCL決勝とJリーグの試合が見られるけど、違う競技かなと思うくらい。歴史が違うのである程度の時間は必要だし、一概には言えないが差は凄いある」と率直に語った。

 かつての自身と同じように海外を目指す後輩たちには厳しくも温かい助言を送った。「シャルケやドルトムントで活躍する選手が出てくれば面白い。最近は海外に行く選手が多いが、行って勉強するというより勝負してほしい」。14年半、最後まで勝ちにこだわり勝負に徹した男らしい一言だった。




◆内田 海外で「勉強するより勝負してほしい」“世界を知る男”が日本の後輩へアドバイス(スポニチ)





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