日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年5月28日日曜日

◆Jリーガー「過小評価」されている7人 実力は代表クラス、遠藤航級のスーパーボランチになり得るタレントも(FOOTBALLZONE)



佐野海舟,永戸勝也


【識者コラム】代表レベルにふさわしい活躍を見せるJリーグの実力者をピックアップ


 森保一監督は6月シリーズに向けた日本代表メンバー26人を発表した。Jリーグからは4人。前回から引き続き招集された大迫敬介(サンフレッチェ広島)に加えて、川﨑颯太(京都サンガF.C.)、川村拓夢(広島)、森下龍矢(名古屋グランパス)が初招集となったが、海外組だけでなく、Jリーグで代表にふさわしい活躍を見せる実力者はまだまだいる。“過小評価”されているJリーガーという基準なので、筆者が言及するまでもなく、ファンの誰もが名前を挙げる伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)や浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)、またA代表経験者である大迫勇也(ヴィッセル神戸)などは対象外とした。


■永戸勝也(DF/横浜F・マリノス)
今季リーグ成績(J1):13試合1得点

 クラブでの輝きとは裏腹に、日の丸には全く縁がないキャリアを送ってきている。ただ、その理由は選ぶ側の問題だけではない。ベガルタ仙台入りを前にした、大学4年の夏に膝を負傷し、プロ1年目にも全治半年の怪我をしてしまうなど、世間の評価が高まりかけては離脱という繰り返しでもあった。

 それでも「人生死ぬこと以外かすり傷」という言葉に励まされて、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスと着実に積み重ねて現在に至っている。左足のクロスという最大の武器は言うわずもがな、守備やハードワーク、そして巧妙なビルドアップでも存在感を際立たせる。気が付けば28歳だが、ここまでの成長曲線を考えても、ピークは先にあるように思える。


■佐野海舟(MF/鹿島アントラーズ)
今季リーグ成績(J1):8試合0得点

 その名のとおり、ボールを回収するセンスは海外組も含めて、日本人トップレベルだろう。J2 のFC町田ゼルビアから加入して1年目で、鹿島の難しい環境にもフィットしてしまった適応力も特筆級だ。元日本代表DFである岩政大樹監督も、鹿島の代表候補として真っ先に佐野の名前を挙げる。

 順調なら6月の代表入りにも期待は高まったが、4月9日の柏レイソル戦で左膝を怪我してしまった。5月14日の名古屋グランパス戦で復帰したが、リーグ戦では途中出場が2試合、ルヴァン杯の柏戦にスタメン起用されただけなので、代表スタッフに不満は言いようがない。

 前回の3月シリーズで招集された藤井陽也(名古屋)と同じく、2000年の12月生まれという“超谷間世代”だが、ここから順調にパフォーマンスを上げていけば遅かれ早かれリストに載って来るはずだ。現在U-20ワールドカップに出場している佐野航大(ファジアーノ岡山)の兄でもある。2人が同時にA代表のピッチに立つことも夢ではないだろう。




↓その他、齊藤未月、伊藤敦樹、岡村大八、戸嶋祥郎、平河 悠各選手についてはこちらから
◆Jリーガー「過小評価」されている7人 実力は代表クラス、遠藤航級のスーパーボランチになり得るタレントも(FOOTBALLZONE)





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