日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2023年5月28日日曜日

◆名古新太郎が鹿島でリーグ戦初ゴール 大卒5年目「ずっと欲しかった」(報知)



名古新太郎


◆明治安田生命J1リーグ▽第15節 鳥栖2―2鹿島(27日・駅スタ)

 名古新太郎が息を飲み込むのが分かった。アウェーの鳥栖戦。1点を追う前半34分、FW鈴木優磨の折り返しを頭でゴール右にねじ込んだ。期限付き移籍先の湘南でJ1ゴールは記録しているが、鹿島では初得点だった。心境を問われると、一呼吸置いて「個人的にはずっと欲しかった。いろいろな思いもあった」と言った。前向きな言葉は出てこなかった。

 相手の土俵で戦い、不本意なドローに終わったということもあったのだろう。また、この日を迎えるまでに4年以上の時間がかかったということも大きいのではないか。2019年、順大から新加入。椎本邦一スカウト担当部長がほれ込み、18年で引退した小笠原満男の後釜を託せる評価を与えた。だが、適性ポジションを見い出す監督、戦術に出会えず、けがにも苦しんだ。

 鹿島では高卒3年、大卒2年が一区切りとされる中、名古は今季で大卒5シーズン目を迎えた。クラブの誰もが可能性を感じていた。岩政大樹監督が2列目に配し、強度の高い守備を求めた。間で受けられる感覚をチームの力とし、居場所を確立した。

 鳥栖戦の内容を苦々しい表情で振り返った岩政監督も、名古についての質問には表情が緩む。

 「他の選手もそうだけど、彼にもかなりの期待をしている。かなり大きな期待を受けた中で、アントラーズに加入して、長い年月、フィットできなかった。私は、彼はJリーグを席巻するような選手になれると思っている。殻を破ることができれば、このクラブを押し進めてくれる選手になると思っている。まだまだ期待しているし、このゴールは、始まりに過ぎない」

 名古の志も高い。

 「今は、チームが勝つことが一番。自分がゴールを決めるというより、チームの勝利に向けて戦うほうが大事。次は、しっかりと勝利につながるゴールを決めたい」

 鈴木優磨の他にもう一本、時間をかけた分だけ丈夫な柱が





◆名古新太郎が鹿島でリーグ戦初ゴール 大卒5年目「ずっと欲しかった」(報知)


Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事