日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月2日金曜日

◆チャンピオンシップ決勝第2戦直前!鹿島 監督・選手コメント(J'sGOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00021835/

■石井正忠監督

――第2戦はどういう戦い方をしていきますか?
「もう私たちはやるべきことは決まってますんで、とにかく2点取ることに向かって準備をしてきたので、そこが果たせればいいかな、と思います。」

――非公開にしたのは点を取るための準備だった?
「そうですね。全体のチェックと点を取るためにどうすればいいかというところ。それをしっかり確認したかった。」

――確認した手応えは?
「ありましたね。やっぱりみんな集中力も高かったし、効果は出てくれるんじゃないかと思いますけどね。」

――金崎選手の状態は?
「怪我の状態は日に日に良くなっている。昨日よりも今日、今日よりも明日は確実に良くなると思うので、その辺はしっかり見極めたいと思います。どういうところに違和感があるのか聞いて、あとは試合に向けて頼む、ということですね。」

――理想の試合展開は?
「まずはこの前の試合と同じように失点しないでいく、というのは理想の形だと思いますね。でも、失点してもどっちにしろ2点取らなければいけないので、落ち着いた対応をしながら、相手の状況を見ながらしっかり対応をして、やっぱり2点取ることに集中していきたいと思います。」

――第1戦は理想に近い形で結果だけ出なかった。この期間、選手にはどう働きかけたのですか?
「内容的には、理想的と言うか前半しっかり守って、後半相手の陣内でボールを保持する形をつくって、攻撃できていたので、そこでゴールに繋がることがよかったと思うんですね。そこで勝ち切れればよかったので、そういう状態を長く続けるということが必要だと思うので、そういう話は試合の次の日にしました。」

――内容で微調整する部分はありますか?
「この間の試合も、ボールを奪ったあと相手に奪い返されてしまうシーンが、判断のミスや技術的なミスあるので、そこでちゃんと自分たちのボールに繋げる、相手陣内でボールを動かすというところをしないといけないと思いますね。レッズさんにボールを持たれてしまうと、効果的に動かされてしまう部分があるので、そこの時間帯を少なくしたいと思います。」

――レッズは奪われたあとに寄せが早い。そこの外し方とかでしょうか?
「そこが勝敗の分かれ目になると思うので、うまく自分たちのボールにして、ボールを保持する時間を長くしたいなと思ってますね。」

――第1戦をやってみて、浦和からいつもと違う部分を感じましたか?
「切り替えの早さがすごくあったと思います。僕らが攻撃しているときに、サイドに人数をかけてプレッシャーをかけてボールを奪い返すとか、あとは僕たちがボールを奪った瞬間に、すぐに奪い返しにくる切り替えの早さは、いままでよりあった気がしますね。あとは後ろのCBがあまり攻撃参加せず、守備を徹底していた部分ですかね。」

――柴崎選手は90分行けるという判断ですか?
「そうですね。この前も途中から入ったにも関わらず、非常に良い流れをチームにもたらしてくれたので、そこは期待するところです。」

――鈴木選手も?
「ここまで来たらチームの総力戦で、たぶん選手自身も怪我があろうが、なんとしてもこの試合に賭けて、という思いはあるでしょうから、すべての力を集結して勝ちに向かっていきたいと思います。」

――リーグ終盤では決定力が問題になっていた。ゴール前に求めることは?
「ほんとにちょっとしたタイミングだったり、相手よりも1歩2歩前に出る動きだったり、さっきは守備の面で言いましたけど、攻撃でも相手との駆け引きとか本当に細かいところがポイントになってくると思う。そこをゴール、チャンスという形が見えた瞬間にそういう動きができるかだと思う。そこを見極めてゴールに向かってくれればいいんじゃないか、と思います。」

――夏に監督が休まれ、2ndステージは思うような結果がでないなか、しっかり決勝にこぎつけていることについては?
「積み重なってる部分なので、僕も非常に悩んでいた時期があったので、そこをしっかり整理したことでいまの状況があると思います。選手自身も、そこでもう1回チームで結束して、このクラブのために戦おうという気持ちになってくれたので、それがここまで来た要因じゃないかと思います。」

――現場に戻ってきて、指導や選手への働きかけ変えられた部分はありますか?
「やっぱり気持ちの部分で、このクラブをまとめていくのに、自分がチームの先頭に立ってやっていかなければならないんだ、というのは強く感じたところです。その部分がいちばん変わったところだと思います。」

――ミーティングで言葉を変えたところは?
「ミーティングでは、こうするべきだ、ということをはっきり示すことはしっかりやっていかないといけないんだな、ということでそこの部分は意識してやっています。」

――シーズン最初からチームをつくる初めてのシーズンだったと思いますが、石井さんにとってはどんな1年でしたでしょうか?
「ある程度はチームとして成果が出せた1年だったと思います。当然、1stステージ優勝しながら2ndステージはかなり不甲斐ない成績になってしまいましたけど、全体的には良い形で1年通してきたんじゃないかと思います。今シーズンは立ち上げのところからやってきたので、年間通してチームのパフォーマンスをどうすればいいかを考えた1年だったので、いろんな時期にいろんな苦労がありました。」

――優勝すれば苦労が報われる?
「それは一瞬だと思います。でも、クラブにとっても私にとってもタイトルを獲ることは、苦労してきたことが報われる一瞬だと思います。なかなかリーグでのタイトルが取れていない現状なので、そのタイトルに向けてまずこの試合をしっかり取りたいです。」

――クラブとして明日勝てば久々のタイトル。勝ち切る意義はどう感じていますか?
「いままでずっとブラジル人監督でタイトルを数多く取ってきましたけど、日本人の監督としては初めてのリーグタイトルになると思います。日本人の指導者に対しても、なにかメッセージを残せると思いますし、このクラブにとってもリーグタイトルを一つ積み重ねること、長い間取れなかったものがここで取れることは意味がある。そこに全力を傾けたいです。このタイトルがひとつのきっかけになって、このアントラーズというチームが変わっていければと思っています。」

■MF25 遠藤康選手

――体調は?
「そこまで重症というあれではない。終わったあとに気が抜けて、ちょっと頭がくらくらするなと思って横になりたかっただけ。」

――食事は?
「肉をいっぱい食べてます。」

 ――診断名は?
「特にないです。そんな大事だったの?別に試合も最後まで見てたしね。」

――初戦を落として、次は2点以上の勝利が必要。点を取れるイメージはある?
「点は取れる気しかしないよね。この間の試合もチャンスは結構あったし、そこで決めてたらまた結果は違っただろうし。この間の試合で、みんなが「これ結構行けるよね」と話してたし、この間の紅白戦でもそういう話が出ていた。みんなの気持ちは落ちてないし、やれるという自信はみんなあるんじゃないかと思います。」

――1戦目から2戦目の間に監督から言われたことは?
「これで勝ったらJリーグチャンピオンだ、ということはずっと言われてたし、いまのうちらだったら2点取って逆転できる力はあるから、という話をミーティングでしていた。それはみんなわかっていたことだし、石井さんもそう思ってくれてるなら石井さんのために、じゃないけど、またがんばろうという気持ちにみんなは勝手になってると思う。勝ってクラブワールドカップに行きたいし、リーグタイトルはなかなか取れてないんでいまはそのチャンス。2点取りたい、と思います。」

――レッズの戦い方、プレーの印象は?
「年間王者としての強さ、守備に対しても攻撃に対してもありますし、チームの安定感はありますけど、どこか隙はありますしそこを突いていけば大丈夫かな。あと、レッズだけには負けたくないという気持ちがみんなあるので、その気持ちが上まわればなんとかなんじゃないかな、という気持ちはあります。」

――レッズだけには負けたくないというのは、最近、あまり勝ててないことが影響してますか?
「みんなが煽るからじゃないですか?(笑)。でも、昔からレッズとやるときは自分のモチベーションやサポーターのモチベーションがあがる。やっぱりここで勝って、鹿島サポーターと一緒に喜びあいたいな、という気持ちが強いですね。」

――今年は怪我があってチームを離れることもあった。ここで活躍すれば、という思いはある?
「そうやって考えるとチーム全員で戦ってきたな、と思う。自分が離脱してるなかでも他の選手のがんばりでこういう舞台に立たせてもらっている。自分はメディカルとかで復活させてくれたスタッフとかにも感謝してるし、こうやって見ると鹿島って一致団結してるチームなんだな、と思います。フロントとか、そういう人たちの期待に応えるためにも、今回かって、優勝して、美味しいお酒でも飲みたいな、みんなにいい報告ができるようにしたいな、と思いますね。」

 ――09年からタイトルに遠ざかっていますけど、ここまで戻って来れた要因は?
「まだ戻ってないと思う。前みたいな強さは。年間の勝点で言ったらうちらはずっと下ですし、チャンピオンシップという舞台を設けてもらったからうちらはここにいるだけ。だけど、そういうチャンスをもらっているので、ここで勝てば優勝という称号をもらえるので、トーナメントに強い鹿島を見せたいなと思いますね。」

 ――この間の試合はセットプレーからチャンスをつくれていた。そこの手応えは?
「そこは中の人間が一番感じているところで、「結構空くよ」という話しもしてますし、そこにうちらが良いボールを供給できれば、得点できる確率は増えるかなと思ってる。セットプレーで取れれば戦い方がやりやすくなると思う。1点取られても2点取れば勝ちでしょ?」

――あまり追い込まれてる感じはしない?
「言ったらうちらは下から上がってきてるから、追い込まれてる感じは全然しない。むしろラッキーみたいな感じ。チャンスがどんどん来る感じがする。」

――埼スタのチケットが完売しているようですが?
「ああいう雰囲気でやれるのはなかなかないし、ほとんどアウェイのサポーターだけど、その一角に鹿島のサポーターがいる雰囲気も俺は好きですし、こういうところでも応援に来てくれる気持ちはすごい嬉しい。そういう人たちのためにも俺らはすごいがんばろうと思いますね。」

■MF10 柴崎岳選手

――しばらくチームを離れていたが、この間の試合で感覚が戻っている実感は得られた?
「感覚的には変わらないことが確認できましたし、試合出てなかった期間でどう感じたというのはないんですけど、一発勝負の状況で帰って来ているので、ちょっとレギュレーションも違うのでやるべきことはちょっと違うんですが、チームのために良い働きをしたいというのは、どのタイミングで出ても、どのポジションで出ても、どの立場で出ても、チームに貢献したいという気持ちは持っています。」

 ――チャンピオンになるか決まる一戦に向かう気持ちの持って行き方は?
「個人的には、非常に集中した状態を持てていると思いますし、いまは決勝のことしか考えてない状態です。チームもそうだと思いますし、全員が一つの目標に向かっているなという感覚は持っている。いまは集中というか、試合のときにうまくテンションを高く持っていけるように、試合のいろんなことを考えながら、前日を過ごしています。」

――2点以上取らなければいけない状況だが、試合の持って行き方のイメージは?
「攻守のバランスが重要になるとは思いますが、攻撃に比重を置いていかなければならないので、そこの微妙なバランスを意識しながらチーム全体がやらなければならないと思います。1点入ったら相手に相当プレッシャーを与えられると思うので、2点とは言わずまず1点。2点決めるというのは最初に思うのではなく、まず1点決めることが自分たちにとっては流れを引き寄せることになると思うし、相手にとって大きなプレッシャーを与えることになると思います。」

――離脱していた時期はなにを考えていたのか?
「まずは怪我を治すこと、自分の身体を見つめ直す部分、コンディションの部分も含めて。あとはプレーのイメージとか、戻ったときにしっかり入れるように準備してました。」

――この間、途中で入って時も1点を追う状況だったが、先ほどの微妙なバランスについてはどう感じていた?
「変な話ですけど、1点取られて相手もちょっと戦い方を変えたのはありますけど、そっちの方が良いバランスで自分たちらしいサッカーをしてたかな、と思いますし、その決断だったりがもっともっと前半からできれば、さらに良い流れの試合展開にできる、と思う。さらに長い時間できると思ってますし、やっぱりシュートを打たないとどうにもならないので、その場面まで持っていくことと、さっきも言ったその決断、シュートを打つ判断、というのは僕が入ってからの展開では意識していた。それがチーム全体に伝わったのか、シュート数もうわまわった。そういうのはしっかり意識したいと思います。」

――セットプレーでは良い形で入ってきた。蹴る方は良い感覚を持てている?
「セットプレーに関しては点を取れる感じはしています。流れのなかで難しい時間帯が続いているのであれば、セットプレーの精度も鍵になってくると思う。キッカーとして、しっかり中に良いボールを供給することができればと思います。」

――ボランチで出るときとその他のポジションで出るときとで違いはあるのか?
「いろんな違いはありますけど、僕的にはそんなにポジションにこだわりはないというか、その場のバランスだったりとか状況によってポジションを変えていこうと思っている。基本的に僕のプレースタイルだったり、プレーの感覚だったり、プレーの質はどこのポジションで出場しても変えるつもりはないですし、基本的な考え方も変わらない。その場で瞬時に判断していく。流動的な鹿島のサッカーに、適応というか試合のなかで出していく、というところですね。」

――レッズの陣形だと、守備の高さやSBとの距離に気を遣うところがあるのでは?
「僕はそうは感じないですけど、ある程度僕らのところで攻撃のスイッチもそうですけど、守備のスイッチも入れないと後ろも付いて来れないと思うので、やっぱり僕らがどんどんプレッシャーに行くことで後ろを押し上げていくこと。前から詰めるのも状況によりますけど、点を取らないといけないので、明日の試合は僕らの中盤のポジションは、運動量が多く要求される展開になると思います。」

――改めてリーグのタイトルを取る思いは?
「取ったことがないので、取りたいという気持ちはあるし、取ったらどうなるのかという思いもあります。」

――今シーズンは個人的にアクシデントも多かったと思いますが、今シーズンに対する思いは?
「いや、なにもありません。」

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