日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年4月6日水曜日
◆【名古屋 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:大武峻の心に刻まれた“教訓”(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00009614/
誰もが大器と認める男が、殻を破るべく奮闘中だ。リーグ前節のFC東京戦でオーマンに代わってスタメンの座を奪った大武峻だが、中3日で迎えるヤマザキナビスコカップ鹿島戦ではそのオーマンとコンビを組んでの出場が濃厚。「(竹内)彬くんがいないから、僕がラインコントロールをしないと」と意気込んでいる。昨今はセットプレーやリスタートからの失点が課題となっているチームにおいては、チーム屈指のエアバトラーとしての期待も高い。昨今のチームの課題であるリスタートからの失点を食い止めるべく、小倉隆史GM兼監督はあるオプションを用意したが、その中で大武は相手の一番手のマークを託されることにもなった。
空中戦といえば、大武には苦い苦い思い出がある。昨季の2ndステージ第2節、G大阪とのホームゲームだ。1stステージ終盤からスタメンを勝ち取り、この日も3バックの一角として出場していた大武だが、以前より指摘されていたクロスヘの対応の甘さを突かれ、パトリックの得点を許してしまった。それ以外の場面でも大武は不安定なクロス処理を繰り返し、試合は3-2の大逆転勝利を収めたものの、次の試合ではスタメン落ち。以降、16節までながらくベンチを温める日々が続いた。
だから、鹿島のサイド攻撃について問われたとき、思わず声が大きくなってしまった。
「簡単にクロスを上げさせない守備も必要ですけど、中の選手としてはボールウォッチャーにならないようにしたいですね。僕には去年の教訓があるので、シビアに考えちゃいます。忘れもしないですよ! DFはミスでポジションを失うポジションですからね。徹底して、やられないようにしたいです」
パス能力の高さからポゼッションの面でも注目されがちな選手だが、189cm・85kgの堂々たる体格を生かした空中戦も大きな魅力だ。クロスへの対応も改善はできてきているようで、練習中に「ナイス大武!」と声をかけられることも増えてきた。
まだまだ集中力などの面で甘さも見られる選手だが、そのサイズとポテンシャルはやはり素晴らしい。ポジションを簡単に失う怖さを知るだけに、今回めぐってきたチャンスに対する執着心は半端なものではない。強い野心家でもあるだけに、彼は今こう思っているはずだ。「守備陣をコントロールして、鹿島を抑えて、ポジションを盤石にするぞ」と。その意欲、しかと見届けてほしい。名古屋の背番号5の躍動感、ご注目を。
文:今井雄一朗(名古屋担当)
ヤマザキナビスコカップ 第3節
4月6日(水)19:00KO パロ瑞穂
名古屋グランパス vs 鹿島アントラーズ
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