日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年12月25日日曜日
◆鹿島・曽ケ端4強セーブ!世界2位の“悔しさ”糧にPK止めた/天皇杯(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161225/jle16122505030002-n1.html
天皇杯全日本選手権準々決勝(24日、カシマスタジアムほか)鹿島はGK曽ケ端準(37)が後半にPKを止め、広島に1-0の完封勝ち。今月、日本で開催されたクラブW杯(CWC)で世界2位に入った勢いのまま、4大会ぶりの4強入りを果たした。横浜MはG大阪に2-1で競り勝ち3大会ぶり、川崎はFC東京に2-1で勝ち9大会ぶり、大宮は延長の末に湘南を4-2で退けて11大会ぶりのベスト4。29日の準決勝は横浜M-鹿島、大宮-川崎のカードとなった。
守護神GK曽ケ端が、またまた神った! 後半18分、広島MFアンデルソンロペスのPK。右へ跳ぶと、右手一本で弾いた。クリアしたDF植田とハイタッチをかわし、次の瞬間は仲間を鼓舞した。
「弾いた位置は悪かったけど、そのあとの反応が早かった。チームのディフェンスの意識に助けられた」と守護神ははにかんだ。
あの名門レアル・マドリード(欧州代表)と決勝で戦ったCWCでは、各大陸王者との激闘もあり、選手たちは疲れていた。前半は相手の6本に対してシュートはわずか2本。だが、ここを耐えると後半に世界2位の真価を見せた。
12分にFW赤崎の右足弾で先制。同17分にはDF昌子のファウルからPKを献上したが、いまの鹿島には“勝利の神”がついている。曽ケ端は、ゆっくりと助走するアンデルソンロペスに対し「自分なりの駆け引きをした」。キックの直前まで相手の動きを見極めた。同点を許さなかった好セーブにFW土居、MF永木が「止めてくれると感じた」と口をそろえた。チーム内には、守護神にこれまで以上に厚い信頼の気持ちが生まれている。
Rマドリード戦は延長の末に2-4で敗れたが、曽ケ端は今年の年間最優秀選手賞「バロンドール」に輝いたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのトップレベルのシュートを経験。PKを決められたものの、あのときの体感は残っている。CWCを通じて37歳のベテランはさらに円熟味を増した。
赤崎はいう。「CWCで一回りも、二回りも大きくなった」。この日はRマドリード戦で2ゴールを挙げたMF柴崎ら主力の何人かは欠場したが、チーム内には確かな自信が備わっている。頂点まで、いよいよあと2勝だ。 (一色伸裕)
鹿島-広島戦を視察した日本代表・手倉森誠コーチ(49)
「見応えのある試合だった。鹿島の(昌子や植田ら)若い選手が成長している。クラブW杯で(鹿島が活躍し)ほかのチームも刺激を受けている」
★レアル効果だ大観衆キタ~
広島戦が行われた24日の朝、東京駅の高速バス乗り場にはカシマスタジアムに向かうサポーターで約2時間待ちの長蛇の列。試合開始に遅れるファンの姿も見られた。会場には1万8391人の観衆。鹿島広報担当によると、クラブW杯決勝前までの前売り券の売り上げは約7000枚。Rマドリード戦翌日(19日)に一気に1万枚に達し、23日時点で約2万枚に到達していたという。
曽ケ端のクラブW杯
開催国枠で出場したクラブW杯(8日~18日)で好守を連発。初戦のオセアニア代表・オークランド戦(◯2-1)で1点を奪われたが、準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦(◯2-0)でアフリカ王者を完封。準決勝のナシオナル・メデジン戦では、24本のシュートを打たれながらもゴールを許さず。南米王者相手に3-0の勝利に貢献し、最優秀選手(MOM)に選ばれた。Rマドリードとの決勝でも好セーブを連発し、チームを準優勝へと導いた。
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