日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年2月10日土曜日

◆【W杯イヤーJ1かく戦う(2)】鹿島&長崎(サンスポ)



★鹿島、内田復帰で20冠へ陣容万全

 昨季は終盤戦で勝ち切れず、川崎に逆転優勝を許した。期限付き移籍でプレーしていたMFレアンドロを完全移籍で獲得するなど戦力を維持し、長くドイツで活躍した元日本代表DF内田が復帰。あと1つに迫る主要タイトル20冠目をつかむだけの陣容は整えた。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の初優勝も目標に掲げており、過密日程への言い訳はできない。FW金崎やレアンドロが引っ張る攻撃陣はメンバーを入れ替えながら得点力を保てるか。DFの昌子や植田は最終ラインで安定感をもたらしたい。

 右サイドバックとして期待される内田は右膝の故障などに悩まされ、近年はほとんど出番がなかった。往年のプレーを見せられるかは未知数だが、ここまでの練習は問題なくこなしている。

★長崎、代表クラス補強しJ1初挑戦

 J1初挑戦となるが、上位に進出してのACL出場を目標に掲げる。昨季はJ2後半戦に13戦黒星なし。昇格へ導いた主力に新戦力が加わり、勢いに乗ると手ごわい存在となりそうだ。

 攻守両面での運動量の多さが持ち味。就任6年目の高木監督は「ベースがある中でレベルアップするための補強をした」と、元日本代表DF徳永らJ1経験の豊富な選手を獲得した。ワントップに昨季11得点のFWファンマを据え、新加入のFW鈴木も控える。

 中盤では豪州代表として2014年W杯ブラジル大会に出場したMFハロランの得点力に期待が懸かる。ルーキーのMF米田(順大)もキャンプ中の練習試合で存在感を示した。

【W杯イヤーJ1かく戦う(2)】鹿島&長崎

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