鹿島加入後、ゴールを決めた試合で不敗記録を継続中
鹿島アントラーズに頼もしいストライカーが復帰した。
4月24日のJ1リーグ第11節、ヴィッセル神戸戦で右肘を負傷した上田綺世は、診断時よりも1週間早い5月9日のFC東京戦で復帰。86分にピッチに送り出されると、直後の87分に遠藤康のクロスに合わせ投入1分でゴールを決め、チームを3-0の勝利に導いた。
試合翌日にオンライン上で取材に応じた上田は、「ある程度押し込める時間で、あの(得点)シーンはゴール前にスペースがあったので、ニアに行くか、ファーに行くか、というところで、(ディエゴ・)ピトゥカが入ってくるのが見えた。味方も見ながらポジショニングを取ったのでゴールにつながったのだと思います」と冷静に分析。
さらに「点が取れたことに関してはたまたまですけど、良い復帰になったと思う。チームも良い状況になっていると思うので、次の名古屋戦が重要」と次戦を睨む。
相馬直樹新体制となって無敗を続ける鹿島は、5月12日に前倒し開催となる21節でリーグ2位につける名古屋グランパスと激突する。昨季のリーグ最少失点チームに対して、現在の鹿島の立ち位置を確認する重要な一戦だ。
しかし現在チームは、FC東京戦ではFW登録のエヴェラウドと染野唯月がベンチ外となるなど、前線の枚数に不安が否めない。復帰弾を決めた上田にかかる期待は大きい。
そんな上田は次戦の名古屋について「僕らもまだまだ上を目指している。チャレンジャーとして良い相手だと思う。強い相手に連勝を切らさず、繋げていけるように準備していきたいと思います」と意気込んだ。
鹿島加入後、ゴールを決めた試合で不敗記録を継続する東京五輪世代のストライカーは2戦連発弾でチームを勝利に導けるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆【鹿島】「僕らもまだまだ上を目指している」復帰戦即ゴールの上田綺世が2位名古屋撃破を目指す(サッカーダイジェスト)