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2022年3月30日水曜日

◆U―21日本代表がドバイ杯制覇! 細谷真大の決勝点でサウジに勝利…大岩監督「アジアのレベルを体感できた」(報知)






◆U―23ドバイ杯▽決勝 U21日本代表1―0U23サウジアラビア代表(29日、ドバイ)

 パリ五輪世代のU―21日本代表が、U―23サウジアラビア代表を1―0で下した。FW細谷真大(柏)の得点が決勝ゴールとなり、昨年12月に就任した大岩剛監督体制で初となるタイトルを獲得した。

 待望のゴールは前半20分。MF山本理仁(東京V)の蹴った右CKに細谷が中央でピンポイントのヘディング、ゴール上に突き刺した。前線からの守備でもチームに大きく貢献していた細谷が、殊勲の決勝点。同40分にはアンカー(守備的MF)で存在感を見せていた田中聡が負傷により交代するアクシデントに見舞われた。後半は反撃に出る相手に押され、守勢に回る時間帯も長かったが、初出場のGK佐々木雅士(柏)はピンチにも好セーブを見せ、DFチェイス・アンリ(尚志高)ら守備陣をはじめ前線の選手も体を張ったプレーでゴールを割らせなかった。

 参加した25人全員が出場し、全3試合を無失点で大会を制覇。パリ世代が初の国際大会で初タイトルを手にした。大岩剛監督は「3試合無失点で終えたことは評価していい。守備陣だけでなく、前線からの連動した守備をコンセプトに掲げているので、攻め込まれる時間も長かったけど、選手も変えながら勇気をもったライン設定ができた。全員が守備の意識、攻撃の意識を持っていた」とグループとして3試合を戦い抜いた選手をたたえた。

 コロナ禍で海外遠征の機会が失われたパリ世代にとって、2年4か月ぶりとなる今回の遠征。選手と同様に、大岩監督もその意義を感じていた。「戦術的にもフィジカル的にもいろんなことを感じてくれたと思う。チームを立ちあげて日が浅いけど遠征で全員で日常をともにする重要さ、チームが少しずつ前に進んでいることを実感した。優勝したこともだし、アジアと戦って対戦相手の質、レベルも体感できた。今後に向けて有意義な大会だった」。

 6月のU―23アジア杯(ウズベキスタン)ではサウジアラビアとの対戦も決定している。「勝てたことは重要だし、対戦したっていう体感が重要。これを6月に生かしていきたい」と相手にイメージを植え付ける意味でも、この勝利がもたらす意味は大きい。

 パリ五輪へ好発進したが、指揮官は「レベルが高い相手と戦えた、今後どう成長していくかの基準が見られたと思う。可能性に期待しながら厳しい目で、我々の基準は『A代表に入ることなんだよ』という目で見ていきたい」と満足することなく選手個々のレベルアップ、チームとしての成長を見据えた。


◆U―21日本代表がドバイ杯制覇! 細谷真大の決勝点でサウジに勝利…大岩監督「アジアのレベルを体感できた」(報知)





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