◆ドイツ・ブンデスリーガ ニュルンベルク1―1マインツ(6日、イージークレジット・シュタディオン) ブラジルW杯1次リーグの組み合わせ抽選会が当地で行われ、日本はC組でコートジボワール、ギリシャ、コロンビアの順に対戦することになった。日本代表のMF長谷部誠主将(29)は「死の組を回避した」とする報道陣に対し「それは勘違いですね」と真っ向否定した。「どこのグループに入っても厳しかったと思うし、どこと当たっても厳しい。逆に勝ち抜いて当然と思われた方が、逆に戦うときに厳しいかもしれない」。対戦相手についても「どのチームも今は分からない。今考えることでもない」と語った。
守備的MFで長谷部と組むMF遠藤保仁(33)も主将の考えに同調する。「南米のチームとはいつも難しい試合になるし、コートジボワールは親善試合をしたが、非常に強いチームだった」。コートジボワールとは南ア大会開幕直前に“仮想カメルーン”として対戦し、0―2で敗れた経験がある。遠藤と長谷部はともに先発し、迫力あるサッカーを体感した。「ギリシャもレベルの高い欧州を勝ち抜いている。どの対戦相手とも難しい試合になる。まずは初戦を突破できるよう頑張りたい」
DF内田篤人(25)は「ギリシャ戦ではできればパパ(同僚のDF、K・パパドプロスの愛称)と当たりたい」とシャルケ04での同僚対決実現を歓迎。「コートジボワールとコロンビアはどちらもテクニックがあり、かなり手ごわいチーム。とにかくどの試合でも90分間全力を尽くさないと」と話した。南ア大会から、ブンデスリーガでさらに成長を続ける3人の経験が生きる場面はきっとくるはずだ。