日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月25日水曜日

◆川崎、鹿島、浦和のV争いを展望…鹿島が面白い存在(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160524/jle16052410300001-n1.html

名古屋に勝利し、喜ぶ鹿島イレブン=豊田スタジアム

【No Ball,No Life】

 J1第1ステージも残すところ4試合。優勝争いから目が離せない状態だ。

 数字の上では5位柏などにも優勝の目は残っているが川崎、鹿島、浦和の上位3チームに絞られたといえるだろう。浦和はアジアチャンピオンズリーグの試合もあり、リーグ戦ではほかよりも2つ消化試合が少ない。勝ち点28の川崎を2点差で追いかけており、2戦消化すればひっくり返る可能性は大いに高い。川崎からしたら嫌な状態だが、悲願の初優勝へ首位を走る川崎も必死。前節新潟戦では引き分けに終わったが、残り試合すべてに勝ち、浦和にプレッシャーをかけたいところだ。

 鹿島もあきらめない。連覇を狙うナビスコ杯では18日の湘南戦で2-3と逆転負け。1次リーグ敗退が決定した。中2日で臨んだ21日のリーグ名古屋戦では、試合前に石井正忠監督(49)が「それぞれがエゴを捨ててみんなで戦うんだ」と言えば、チームの黄金期を築いてきたMF小笠原満男(37)は「俺たちはここに勝つために来た」と選手たちにげきを飛ばした。

 名古屋戦では、湘南戦の敗戦を払しょく。チームは2回のビハインドをひっくり返し、3-2で逆転勝利。クラブの歴史を見てきた鈴木満・強化部長(58)も「こういう勝ち方は大きい。優勝してきたチームはこういう雰囲気だった」と話した。

 U-23日本代表DF植田直通(21)が遠征中で不在だが、その穴をカバーすべくフル代表DF昌子源(23)が奮闘し、攻撃ではMF土居聖真(24)ら若手が躍動。チームの状態は上向きになりつつある。浦和との直接対決も残っており、最後まで優勝争いを面白くする存在となりそうだ。

一色 伸裕(いっしき・のぶひろ)
2015年入社。サッカー専門誌編集者を経て2009年から5年間、スペインを拠点に欧州サッカー、テニスやスキーなど、さまざまなスポーツを取材。現在はJ1川崎などを担当。趣味は旅行と食べ歩き、スポーツだが、最近は運動不足気味。ちょっとの動きで息切れをする自分を嘆く日々

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