鹿島は13日、鹿嶋市内のクラブハウスでACL1次リーグ初戦・上海申花戦(14日・カシマ)に向けた公式練習を行った。
報道陣に公開された冒頭15分間の練習では、6人1組のボール回しや2人組のボールタッチなどで調整。その後は紅白戦やセットプレーの確認などを行ったもようだ。
右サイドでMF遠藤康、DF内田篤人の経験十分な2人の先発が予想される一方、左サイドは19歳のMF安部裕葵、東京Vから加入し対外試合4アシストと結果を残した22歳のDF安西幸輝の若手コンビが縦関係を形成するとみられる。
安部は「背中を向けたら強く来る。人に対しては強い。スペースは空く傾向がある」と上海申花の守備陣を分析。「スペースをうまく見つけて、球離れをよくしていきたい」と語った。安西も「ワクワクする気持ち。緊張はない。アシストができればと思います」と意気込みを語った。
高熱や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、3日、7日に行われた対外試合2試合を欠場したFW金崎夢生はすでに練習に合流しフルメニューを消化しており、メンバー入りが濃厚だ。
上海申花は昨季中国リーグ11位ながら、カップ戦のタイトルを獲得してACL出場権を手にした。コロンビア代表MFモレノ、かつてインテルで5季プレーした元同代表MFグアリン、元ナイジェリア代表の快足FWマルティンスの外国籍3人が攻撃の中心で、いずれもACLの出場登録枠に名を連ねている。
予想スタメンは以下の通り。
◆GK
曽ヶ端準
◆DF
内田篤人、植田直通、昌子源、安西幸輝
◆MF
三竿健斗、レオ・シルバ、遠藤康、安部裕葵
◆FW
ペドロ・ジュニオール、金崎夢生
【鹿島】金崎出場OK、左サイドは若手コンビ?両SBに新戦力起用か…14日上海申花戦