W杯南アフリカ、ブラジル大会でメンバー入りしたDF内田篤人(30)=鹿島=は、ロシアW杯を想定したガーナ戦(30日)の選考から漏れた。W杯3大会連続出場を視野に入れ、今季ドイツ2部ウニオン・ベルリンから古巣・鹿島に復帰。過密日程の中で5試合連続先発出場するなど復調した姿を見せ、日本代表のコンディショニングコーチらも視察を重ねていた。
15年6月に右ひざの手術を受け、約2年ピッチから遠ざかった影響は大きかった。内田は「自分はここまで(復帰過程を)最速で来られたと思っている。そこまで落ち込んでいないよ」と現実を受け止めた。落選の無念さよりも、ピッチに立てるようにしてくれた医療スタッフらに対しての感謝があるからで、ブラジル大会の強行出場や手術の決断についても「後悔はない」と言い切った。
シャルケで同僚だったドイツ代表GKノイアー(バイエルン)も、負傷からのW杯出場を目指している。直前にはイベントに出席したノイアーから「ロシアで会えると嬉しい。けがを克服し、強くなってW杯に参加できることを祈っています。ウシダ(内田の愛称)さん、頑張って」とエールを送られた。
そのノイアーに「あなたのプレーをW杯で見たいと待っているのはドイツ国民と僕だけではなく、世界中のみんながそう思っています。ノイアーさん、頑張って」とエールを送り、最後には「鹿島のために全力を尽くしたい」と誓った。
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内田篤人「そこまで落ち込んでいないよ」W杯落選も復調支えたスタッフに感謝