日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年9月9日月曜日

◆【鹿島】「2位と最下位は一緒」4大会4連戦の初陣“勝利”で準決勝進出 全冠制覇へ邁進(報知)






◆JリーグYBCルヴァン杯 準々決勝第2戦 鹿島2―2浦和(8日・カシマ)

 鹿島はホームで浦和と2―2で引き分け、2戦合計5―4となった乱戦を制して2大会連続15度目の4強入り。準決勝では川崎と対戦。第1戦が10月9日、第2戦が同13日に行われる。

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 笑顔でベンチに駆け寄り、歩いて仲間と次々とハイタッチを交わす鹿島DF犬飼の横を、真顔の大岩剛監督(47)がピタリとつけた。後半21分。2戦合計4点目を決めた犬飼の横で、指揮官はDFリーダーに対して語気を強めた。「(守備のやり方を)このまま継続しろ。中で声をかけてやり続けろ」。真顔に戻った犬飼がうなずいた。ピッチに戻った犬飼は試合再開の笛が吹かれる前に両手をたたきながらほえ、周りの選手を鼓舞した。全4大会(J1、ACL、ルヴァン杯、天皇杯)4連戦の初陣を2戦合計で“勝利”。4強入りを決めた。

 前半は防戦一方。次々と飛び出てくる相手選手を捕まえられず、サイドチェンジにも右往左往。同28分に先制点を献上した。クラブ幹部は「2戦合計の戦いで難しいのは確か。でも消極的すぎた」と厳しい表情で振り返った。ただただ浦和の猛攻を受けるだけで45分を終えた。

 それでもハーフタイムに大岩監督を中心に課題点を修正。後半21分、犬飼が値千金の得点を挙げ、同42分には伊藤も続いた。指揮官は「選手たちが後半に修正し、次に進めたことをうれしく思う」と語った。

 14日にはリーグ戦で勝ち点4差で追うF東京と首位攻防戦。同戦から中3日の18日には広州恒大(中国)とのACL準々決勝第2戦、25日にはリーグ3位・横浜Mとの天皇杯4回戦が控える。

 9月は代表活動があるためリーグ戦が2週しか組まれておらず、公式戦2試合のみのチームがある中、鹿島は4大会7試合を戦う。過密日程は避けられないが、鹿島はその全てを取りにいく。「2位と最下位は一緒」と語るジーコ・テクニカルディレクターの教えを胸に、目標の「全冠制覇」への道を邁進する。(岡島 智哉)




◆【鹿島】「2位と最下位は一緒」4大会4連戦の初陣“勝利”で準決勝進出 全冠制覇へ邁進(報知)




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