日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年2月27日日曜日

◆【鹿島】採点&寸評 王者川崎に屈し開幕連勝ならず…痛恨ミスの関川に最低点、デビューの中村に光明の高評価(報知)






◆明治安田生命J1リーグ ▽第2節 鹿島0―2川崎(26日・カシマ)

 鹿島0―2で川崎に敗れ、開幕2連勝はならなかった。前半2分、自陣でDF関川が出したパスを奪われ、川崎FW知念に痛恨の先制点を献上。その後もセットプレーから1失点を喫した。後半はメンバー交代、システム変更で反撃に出たが、ゴールネットを揺らすことができなかった。痛恨ミスの関川に最低点がつく一方、岩政コーチの采配、移籍後初出場となったMF中村亮太朗のプレーに光明を見た。採点は以下の通り。

 岩政大樹コーチ 【5・5】 3度の布陣変化で打開を試み、後半からの中盤ひし形4―4―2で狙いに達する。長らく見られなかった采配の妙を、まさか監督代行に見ることになるとは。敗戦の責任を背負う立場。結果がすべてのクラブ。理解した上であえて。負け方に光を灯した。

GKクォン・スンテ 【5・5】 ハーフタイム、岩政コーチが「(勝ち目が残された)よく0―2で帰ってきた」と言ったのは、ビッグセーブがあったから。もっとDFの尻をたたいてもよかった。

DF常本佳吾 【5・0】 後半21分OUT。巧みに立ち位置を取る相手に、ボールの奪われた方が悪いとサイドバックは死ぬ。その典型。パスの選択も周りと合っていなかった。

DF広瀬陸斗 【5・5】 後半21分IN。ようやく目を覚ましたチームが前へ前へと行く中、カウンターをしっかりケア。防では一度も負けなかった。攻のラストプレーは注文がつくが、役割は果たした。

DFキム・ミンテ 【4・5】 動揺は広がっていくものだと知らされた前半。相手の背後に出した効果的なロングパスに、かき消すことができると知った後半。別人のようだった。センターバックには波を消してほしい。

DF関川郁万 【4・0】 後半1分OUT。前半2分、パスミスから先制点を献上。試合を壊したのも、その後も切り替えられなかったのも事実。サッカーは怖い。それを知って、センターバックは大きくなる。みんなそうだった。

MF三竿健斗 【5・5】 後半1分IN。決してスマートではないが、行先が見えないチームに血を通わせる。守備で空気を変えられる選手は、本当に貴重。

DF安西幸輝 【5・0】 詰めればはたかれ、間を開ければもたれる。ボールを見せない家長に苦戦した。相手が悪かったと同情したくもなるが、そこは鹿島の2番。注文を並べたい。

MF樋口雄太 【6・0】 先制点献上の動揺と無縁だったのは彼くらい。この日最大の決定機となったシュートを放ったのも彼。移籍加入2試合。最も安心して見られた。

MFディエゴ・ピトゥカ 【5・5】 嫌な位置に立つチャナティップが気になったか。前半は攻守に迫力を出すことはできなかったが、後半は本来のゲームメークぶり。

MF土居聖真 【5・0】 後半1分OUT。性格的にも、プレー的にも伝わりにくいが、工夫は見られたし、トライも見られたが、形にはつながらず。布陣変更に伴い、早々に交代。

MF中村亮太朗 【6・0】 後半1分IN。周りより少しだけ早く、これから起こることが見えているのかもしれない。あ、まずいと思ったら、そこに35番。J2甲府から獲得した理由が垣間見られた。

MF荒木遼太郎 【5・0】 後半32分OUT。来たパスをアクセントをつけて次に託した。後半巻き返したチームの流れにも乗った。でも、違う。前半、試合の空気を壊すプレーが一番欲しかった。

FW染野唯月【―】後半32分IN。出場時間短く採点なし

FW鈴木優磨【5・5】 常にチームのことを頭に入れてプレーしていたのが伝わる。前半は唯一の突破口となった。ただ、同20分のロストで、前半の趨勢(すうせい)が決まった。責めることはできないが、ここで責めなければ目指す40番には追いつけない。

FW上田綺世【5・0】後半21分OUT。シュート0本でピッチを去る。動き出しとシュートを強みとするストライカー。ボールに触れなければ、ボールが届かなければこうなる。

FWエヴェラウド【5・0】後半21分IN。どちらが悪いという訳ではないが、鈴木を始め、味方と動きが重なることが多い。単体で見れば強力なのは間違いないが、駒には今のところなれていない。

※平均は5・5~6・0点




◆【鹿島】採点&寸評 王者川崎に屈し開幕連勝ならず…痛恨ミスの関川に最低点、デビューの中村に光明の高評価(報知)


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