日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年11月13日日曜日

◆【森保殿の26人】相馬勇紀、愛称「ドラミちゃん」愛されキャラ 仲間の失態かばう男前な一面(報知)






 「ドラミちゃん」は、初選出のMF相馬勇紀(25)=名古屋=が元日本代表DFの内田篤人氏(34)から授かったあだ名だ。19年に期限付き移籍で加入した鹿島の練習着が黄色で、当時“ぽっちゃり”体形だったことに由来する。優しく謙虚で、先輩からもいじられる愛されキャラ。高校時代のある試合前、ホームゲーム用のソックスを忘れたチームメートを見て、「アウェーのユニホームでやりたい」と監督へ交渉。仲間の失態をかばったという男前な一面もある。

 そんな相馬のブレイクのきっかけは、今年の7月の東アジアE―1選手権。爆発的な加速力を生かしたドリブル突破を発揮し、大会3得点で得点王とMVPに輝いた。「現実的に、その時から『W杯に俺は行くんだ』と意識するようになった」。誰よりも日々の練習に愚直に取り組んできた自信に、結果がついてきた。

 迷いなくゴールに向かえた背景には、今季途中から挑戦したウィングバックの経験があった。名古屋のシステム変更に伴い、サイドハーフから位置が変わったことで「守っていて一番されたら嫌なこと、どのタイミングでカウンターに出るか、どういう奪い方ならワンツーでかわされないか」など、守備目線での視野が広がり、選択肢も増えた。代表で2列目として起用されると、その経験が生きた。「前よりゴールに近づく回数が増えた。スピード、ドリブルという攻撃の部分は武器。W杯で(強豪相手に)突破するイメージはすごく持っている」。自身の武器を、再確認した。

 昨夏の東京五輪は4強敗退。メダルを逃した悔しさを糧に、ここまで進んできた。「五輪のように選ばれて結果が出せずに帰るのではなく、活躍できるように考えていきたい」。チャーミングな笑顔の奥で、闘志は静かに燃えている。(小又 風花)

 ◆相馬 勇紀(そうま・ゆうき)1997年2月25日、東京・調布市出身。25歳。小1から高3まで三菱養和SCでプレー。早大から19年に名古屋加入。同年夏、鹿島に期限付き移籍し、同12月の東アジアE―1選手権でA代表に初選出。今年7月の同大会では3得点を挙げ、大会MVPと得点王に。代表通算7試合出場3得点。利き足は右。166センチ、68キロ。





◆【森保殿の26人】相馬勇紀、愛称「ドラミちゃん」愛されキャラ 仲間の失態かばう男前な一面(報知)


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