日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年5月19日木曜日

◆2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51834

2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第5節

鹿島、悪夢の逆転負け。永木の初ゴールも勝利に届かず。

絶対に勝たなければいけない一戦が、ファン・サポーターへ失望を与える結果となった。低調な内容ながら1点リードで終えるかと思った終盤にまさかの2失点で2-3と逆転負け、他クラブの結果如何に依らず試合終了の時点でグループリーグ敗退が決定した。



植田がU-23日本代表のトゥーロン遠征で不在、また連戦の中日ということで石井監督は昌子のパートナーにブエノ、そして左サイドバックには特別指定選手の小池を起用した。さらに小笠原のパートナーには再び古巣と相まみえることとなた永木、両サイドハーフには杉本、鈴木、そしてツートップには土居とジネイのコンビとフレッシュな顔ぶれがそろった。





序盤、五分五分の展開になるかと思われたが古巣相手のホームゲームに燃える永木が魅せた。11分、相手エリア近くでボールをかっさらうとそのまま右足を一閃。この永木の加入後初ゴールでリードした鹿島はそのまま勢いに乗りたいところだったが、その7分後、カウンターから大槻に決められ、同点にされてしまう。









しかし26分、小池が蹴った左CKから鈴木、ジネイとつなぎ、土居が2点目を決める。そして鹿島は何とかこのリードを保ち、後半に入った。



後半に入り、湘南を突き放したい鹿島だったが、ここから試合の流れが湘南へ傾く。小笠原、永木を中心に何とか湘南の攻撃を抑えるが、最後の最後でこの2人も力尽きた。87分、カウンターから長谷川に決められると最後は後半アディショナルタイム、端戸にとどめを刺される。





















絶対に勝たなければいけないこの試合、鹿島は一番やっていけないことをやってしまった。ホームで後半終盤での逆転負け。これで他クラブの結果にかかわらず、2試合を残しながらグループリーグ敗退が決定した。

あまりにも悔しい逆転負け。ここから何を学ぶのか。チームは、そしてクラブは今、重要な岐路に立っている。



【この試合のトピックス】
・特別指定選手の小池が初先発初出場。
・ブエノが加入後、初先発初出場。
・永木が加入後、初ゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・前を向いてボールをテンポよく、速く、シンプルにまわそう。
・選手同士、お互いのバランスをみながら動くようにすること。
・後半も守備からしっかり入って、慌てず落ち着いてボールをつないでいこう。

湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
・ボールの運び方を工夫しよう。
・球際で負けないこと。
・チャレンジし続けて取り返そう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半は前からのプレッシャーが非常にいい形だった。守備の一瞬の隙を突かれて同点とされた。後半は相手の中へのワンツーに対して、対応が遅れるケースが多かった。そこを修正できずに、ゲームが進んでしまった。交代で追加点をねらいたかったが、そこができなかった。最後は、交代するタイミングが遅れてしまい、同点に追いつかれ、さらに1点を奪われてしまった。選手は90分タフに戦ってくれたが、最後の采配のところでチームを勝たせることができなかった。グループステージ敗退となってしまい、サポーターに申し訳なく思う。

Q 最後の采配が遅れたというが、迷ったところがあったのか?

A ゲームが良くない状態で進んでいったときに、いつもなら選手のなかで修正できる部分もある。しかし、そこがうまくいかないなか、最後は岳を入れて中盤の守備を締めようと考えたが、少し遅れてしまった。

Q 前半は圧倒するかに思えたが、後半は逆になってしまった。その原因は?

A どんなゲームプランで臨んできたかもあると思う。後半、かなりアグレッシブに、外から中への攻撃を数多くやってきた。その対応が遅れてしまった。攻撃面でも、自分たちでボールを奪われてしまう場面が多くなり、後半は、守備の時間が増えてしまった。

Q 監督としてナビスコカップのグループステージから戦うのは初めてになるが、難しさを感じるところはあるか?

A 最初の2試合は本来のポジションではなかったり、試合経験が少ない選手を起用することもあり、実際にどの程度できるかということはあったが、そこもこちらの準備の問題。選手は持っている力を出してくれた。Jリーグとナビスコカップを並行して戦う難しさは確かにあったが、チーム全体としては非常に積み重なっているものを感じている。しかし、結果がすべて。勝ちきることができなかったのは、自分の力。


湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
平日ナイトゲームということでコンディション調整が難しいなか、前節からスタメンを8人代えたが、立ち上がりから非常に勇敢に戦ってくれた。狙っていた形で同点、さらに2点目、3点目を取れたことはチームにとって自信になる。1人のストライカーに頼るのではなく、選手がお互いの動きを補完してゴールを目指すのが我々のサッカー。最近は勇気のあるプレーが影をひそめていたが、今日は交代選手も含めて、みんなが頑張ってくれた。次の試合で誰を使うか悩むほど。ナビスコはまだ上位進出のチャンスがあるので、残り2試合もしっかりと戦っていきたい。


選手コメント

[試合後]

【小池 裕太】
試合が始まる前は大丈夫だったけど、試合が始まって今まで味わったことのない感じで、いつも以上に緊張した。石井監督からは最初から100%でいけと言われていた。悔いはない。緊張も少しあったが、この試合を機に成長して、また試合に出られたらと思う。

【土居 聖真】
(2失点目までは)しっかり耐えていたので、もう1点を自分のところで取れていれば楽に試合を進められたと思う。自分の得点力をもっともっと改善していかないといけないと思う。前の選手が敵陣内でもう少し時間を作れれば良かった。簡単に失うことが多かった。ゲームの流れを読むという点で、もう少しできたと思う。チーム全員に責任がある。

【永木 亮太】
(前半は)プレッシャーがかかっていたので、全体的に後半も前半と同じようにできなかったことが敗因。うまくFWの選手を動かせなかったり、ボールの失い方が後半のいけなかったところ。DFラインから押し上げて前からプレッシャーをかけられれば良かった。(ゴールは)相手のファーストタッチがうしろ気味になると思っていた。自分のストロングポイント。今日は全体的に良くなかったし、変なボールの失い方が多かった。最後で集中が切れた。

【杉本 太郎】
ゴール周辺でもっと仕事をしないといけなかった。勝たなきゃいけない試合。大事なタイトルを1つ失ってしまった。申し訳ないと思う。その責任は大きい。

【昌子 源】
2回リードして逆転されたのはDFとして申し訳ない。追加点がとれないからといって受け身になると厳しくなる。相手を受けてしまい自陣でのプレーが多くなり、苦しくなってこういう結果になってしまった。一番最悪なパターン。これが続くようではダメ。チーム全体で意識して、しっかりやっていきたい。お互いにいいたいことをいい合って、いい方向に持っていきたい。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事