「手のひらを返させることができるのは選手だけです」。DF昌子源(鹿島アントラーズ)が結果でサポーターの心をつかみたいと意気込んだ。
12日にパラグアイ代表戦を控える日本代表は、0-2で敗れたスイス代表戦後に1日のオフを挟み、10日にトレーニングを再開した。
西野朗監督はこの2試合で全選手を起用することを示唆しており、スイス戦で出番のなかった選手がパラグアイ戦でチャンスを得ることになりそうだ。その一人である昌子は「メンバーが変わってもやることは変わらない」ということを強調し、全員が共通意識を持つことが重要だと述べる。
「パラグアイはワールドカップに出ないけど、だから弱いのかと言ったらそんなことはないですし、その中でチャレンジしなきゃいけない部分と、当たり前にできなきゃいけない部分があります」
個人としてはどんなことを心掛けるのか。「僕は声を出さなきゃいけないポジションであるということはわかっていますし、そこはメンバーが変わってもできるかなと思います」。最終ラインから積極的にコミュニケーションを取っていくつもりだ。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の電撃解任、西野監督就任後の連敗など、2018 FIFAワールドカップ ロシアに臨む日本代表にとって、現時点ではあまりポジティブな要素は見られない。だが昌子は「サポーターの反応は、たぶん良くない」と理解した上で、「僕らは自分たちを信じている」と強気な姿勢を崩さない。
「ダメだろうと思っている人、その手のひらを返させるような結果を残したいです。まずはパラグアイに勝ったら、ちょっとは興味が戻ってくると思う。もちろんコロンビアに勝つための準備をしているし、そこで勝ったときには、日本国民はまた僕たちに熱気を持ってくれるはずです。それができるのは僕ら選手だし、自分たちで信じています。信じていないと絶対できないことだと思うので」
「日本にいるサポーターと一つになることで、もっと強くなれると思います」。そのためには昌子の言葉通り、まずはパラグアイ戦で結果を残すことが必要だ。
結果を残して“手のひら返し”をさせたい昌子源「それができるのは選手だけ」