日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月11日月曜日

◆鹿島・大迫劇弾!シーズン2度目の4戦連発はクラブ史上初(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131111/jle13111105030005-n1.html



 J1第31節(10日、湘南1-2鹿島、BMWス)4位鹿島は湘南に2-1で勝利。後半ロスタイムに追いつかれた直後、日本代表FW大迫勇也(23)が決勝点を決め、勝ち点を56とした。首位の横浜Mは名古屋に敗れ、勝ち点59のまま。2位浦和、3位広島はともに引き分けて同58と57。首位から4位まで勝ち点3差の大混戦だ。磐田は鳥栖に敗れ、16位以下が確定して初のJ2降格が決まった。C大阪は同FW柿谷曜一朗(23)の決勝点でFC東京を下した。日本代表は11日、欧州遠征へ出発する。



 劇的な幕切れだった。後半ロスタイムに同点にされた約40秒後。鹿島は喜びに沸く湘南の一瞬の隙をついた。DF西の右クロスをMF遠藤が頭で触り、ボールはゴール前のFW大迫の元へ。一度中に切り込んでマークを外すと、あとは右足を振り抜くだけだった。

 「うまくタイミングをずらせたね。ゴール前では集中してできた」

 決勝弾がネットを揺らし、両手を広げて喜びを爆発させた。引き分けなら優勝が厳しくなっただけに、値千金の一撃。前半34分に相手MFが退場処分となりながら失点する最悪の展開だったが、「悪い雰囲気を打開できてよかった」。クラブ史上初となるシーズン2度目の4戦連発で勝負を決めた。

 今季はこれで18得点。これまでは昨季の9得点が最高だったが、プロ5年目で覚醒した。クラブ幹部は「以前よりも責任感が増した」と説明する。ピッチの外でも後輩を食事に連れ出すと、焼肉を頬張りながら「最近どうだ?」と悩みを聞くなど、面倒見の良さを発揮。兄貴分として慕われている。



 日本代表として強豪のオランダ、ベルギーと戦う欧州遠征にも弾みがついた。開幕前は代表に選ばれるかも微妙な立場だったが、「選手だったら当然選ばれたいし、絶対にW杯は行きたい」と臨んだシーズンで活躍。7月の東アジア杯(韓国)での2得点もあり、W杯切符をつかみ取ろうとしている。

 「代表ではレベルの高い相手とできるし、まずは試合で点を取ることだね」。伸び盛りの23歳がザック・ジャパンでも大暴れする。 (伊藤昇)

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