【ふるさと納税】KD-2 チョコのミルフィーユ&いちごのミルフィーユ
「すぐに日本が大好きになり、愛しています」
[J1リーグ19節]仙台0-4鹿島/7月13日(土)/ユアスタ
まさに圧巻のパフォーマンスだった。
鹿島アントラーズのセルジーニョは16分、小池裕太のクロスに左足で合わせて先制点をゲットすると、45+1分にはクロスのこぼれ球を押し込み、2ゴール目。さらに67分にはヘディングシュートを放ち、白崎凌兵のゴールを演出。そして仕上げは75分。右サイドからクロスを送り、土居聖真の得点をアシストしてみせた。全4ゴールに絡む出色の出来だった。
勝因をこう語る。
「僕と土居選手で動き出して、チームメイトの選択肢を与えることは意識してやっています。あとはお互いに探すことも。今日の一番良かった点は皆がグラウンダーでつなげたこと。慌てなかったことです」
ただセルジーニョは勝利に浮かれすぎることはない。
「毎回(今日のように)できればいいですが、対戦相手がいるわけで、相手の特長を出させないように戦略を立てて、あとは試合によって相手の出方や様子を見てつなぐこともあれば裏にボールを蹴ってセカンドを拾うとか、違う戦法もやらなければいけない」
11節に今季リーグ初ゴールを奪い、そこから8試合で4ゴールを決めてコンディションは上がってきただろうか。「暖かい気候ではブラジルでやっていたので問題はない」と日本の夏場でも結果を残せる自信を見せる。
そんなセルジーニョは昨年の7月29日に加入が発表され、来日して約1年が経った。
「すぐに日本が大好きになり、愛しています。昨年、非常に良い経験をアントラーズの一員としてさせてもらいました」
最後に「今年は父親になる」と嬉しそうに語った。「日本という国に対して良い思い出がある」一因だろう。ちなみに子どもが産まれるのは「11月」だという。
「暖かい気候でも問題ない」と語るブラジル人FWは子どもが産まれる11月まで好調を維持できるはず。さらに11月以降は父親としてさらなる活躍を見せてくれるだろう。
取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)