http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20131117/148589.html
同点ゴールを決めた本田(右) [写真]=Getty Images
16日、日本代表が前回W杯準優勝のオランダ代表と対戦し、2─2で引き分けた。ミスからの失点とアルイェン・ロッベンのスーパーゴールにより2点を先行されながら、前半終盤にこの日1トップで先発した大迫勇也のゴールで1点を返すと、後半に入り見事な連係から本田圭佑が同点ゴールを決めた。
試合後、解説者のセルジオ越後氏がサッカーキングの取材に応え、次のように語った。
「僕は、この遠征は結果を求めないと意味がないと言ってきた。10月の遠征を含めてW杯のシミュレーションだとすると、勝ち点ゼロで迎えるオランダ戦とベルギー戦において勝ち点を取れなければ、来年に期待はできないと。そういう意味で、今日の引き分けはベルギー戦につながるものだ。ただ、オランダは後半デ・ヨングを外し、意図したかどうかはともかく、明らかにギアが落ちた。このオランダであれば、勝てたはずだし、実際に勝てるチャンスもあった。それで引き分けに終わった事実はしっかり受け止めないといけない。オランダに引き分けたというだけで、満足気な空気が流れているのが気になる。日本代表相手に練習試合で善戦した大学生じゃないんだから、満足するのはまだ早いね」
「とはいえ、10月の試合よりもポジティブな要素は多かった。大迫の1点目は、フィニッシュの上手さはさておき、相手のミスから生まれたものだったけど、本田の2点目は文句なし、完璧なゴールだったね。本当に素晴らしい崩しだったよ」