日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月2日土曜日

◆【磐田vs鹿島プレビュー】磐田にとって鹿島は12勝7分28敗の天敵…鹿島は勝利でクラブ通算20冠目を手中に(サッカーキング)




■ジュビロ磐田 リーグ前節の鳥栖戦はアダイウトンが2得点の起点に

【プラス材料】
 リーグ前節の鳥栖戦は完璧な試合運びで2-0の完勝。リーグ最少失点の守備陣が、今季13度目となる無失点試合を達成した。攻守共に自信を持ち、最終節を迎える。

 攻撃陣が好調だ。鳥栖戦で2得点の起点となったのはアダイウトン。開始早々の得点はクロスが相手のオウンゴールを誘った。2点目はハーフラインからドリブル突破で左サイドを切り裂き、フィニッシュまで持ち込んだ。シュートは相手GKにはじかれたが、ゴール前に詰めたエース川又堅碁が得点を決めた。

 鳥栖戦はプロ初先発のボランチ上原力也、久しぶりにトップ下で先発した松浦拓弥が存在感を発揮。鳥栖の素早いプレスをいなし、チームにリズムをもたらした。主力だけでなく、控え選手の調子の良さも好材料だ。

【マイナス材料】
 連覇に王手をかける鹿島のモチベーションの高さは警戒が必要。鹿島が自力で優勝を決める条件は勝利しかない。相手の攻撃の迫力に押されて受け身に回れば、磐田の持ち味でもある積極性は半減し、大量失点の可能性もある。

 今季リーグ31試合出場のDF櫻内渚が累積警告で出場停止。首位を走るチームを相手に、リーグ最少失点の守備を支える右サイドの要を欠くのは痛い。

 鹿島はJリーグの覇権争いをした時代からの天敵。リーグ戦通算対戦成績は12勝7分28敗で、J1で最も負けている。83失点も全チームで最多と相性は悪い。ホームでも5勝6分12敗と大きく負け越しており、本拠地戦では2012年5月の試合以来、白星から遠ざかっている。

文:totoONE編集部

■鹿島アントラーズ 今節勝利で優勝が確定…クラブ通算20冠目を前に選手の士気は高い

【プラス材料】
 今節、敵地で磐田に勝利すれば優勝が決まる。自力で優勝を決められる唯一のチームであり、難しい相手とのアウェイ戦とはいえ、チームからは「勝って優勝する」という高い集中力と程よい緊張感が漂う。

 スコアレスドローに終わった前節の柏戦から先発メンバーは変更されない見込み。試合間隔が3週間空いた影響もあって柏相手にゴールを奪うことはできなかったが、成熟した組織であることをプレーで示すことはできた。チームの足元に不安は何もない。

 とはいえ、昌子源が「内容が悪くても結果。勝てればいい」と話すように、この試合に限っては結果だけが欲しい一戦である。チーム一丸となってクラブ通算20冠目をつかみにいく。

【マイナス材料】
 変速日程に苦しめられている。浦和がACL決勝に進出したことで、第32節の浦和戦が11月5日に前倒しされた。その後に国際Aマッチウィークが行われたこともあり、前節の柏戦まで試合間隔が3週間空いた。夏のリーグ中断期間に匹敵する長さで、当然ながらチームに大きな影響を与えたといえる。シーズン終盤におけるコンディション維持は難しく、結果的にこの空白期間は試合勘の欠如を呼んだ。柏戦で無得点に終わったことと無関係ではないだろう。

 ただ、1試合プレーしたことで、「選手にもよるけど、1試合やったのでだいぶ試合勘は戻ってくると思う」と土居聖真は語っている。重圧も含め、「いつも通り」プレーできるかが鍵となるだろう。

文:totoONE編集部

【磐田vs鹿島プレビュー】磐田にとって鹿島は12勝7分28敗の天敵…鹿島は勝利でクラブ通算20冠目を手中に

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