日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年8月22日木曜日

◆柴崎岳のクロスから植田直通の土壇場ヘッドで鹿島が甲府にリベンジ! 3大会連続の敗戦許さず、ベスト8進出【天皇杯】(超WORLDサッカー!)






鹿島が押し込んで行った中、89分についにネットが揺れる。鹿島は右CKを描くおt苦すると、柴崎が高精度クロス。ボックス中央で植田が打点の高いヘッドで合わせ、見事に決めた。


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◆柴崎岳のクロスから植田直通の土壇場ヘッドで鹿島が甲府にリベンジ! 3大会連続の敗戦許さず、ベスト8進出【天皇杯】(超WORLDサッカー!)








21日、第104回天皇杯ラウンド16のヴァンフォーレ甲府vs鹿島アントラーズがJIT リサイクルインク スタジアムで行われ、1-2で鹿島が勝利を収めベスト8に進出した。

2大会前の王者である甲府と、J1で優勝を争っている鹿島の一戦。J2vs J1の戦いとなった。

甲府はJ2で14位と苦しんでいる中、リーグ戦から中3日での試合には7名を変更。アダイウントン、ピーター・ウタカ、鳥海芳樹らが外れ、三平和司、宮崎純真、飯田貴敬らが起用された。

対する鹿島は5名を変更。鈴木優磨や柴崎岳、仲間隼斗らが外れ、ラドミル・ミロサヴリェヴィッチ、田川亨介、樋口雄太らがピッチに立った。

この両者は3大会連続での対戦に。過去2大会は甲府がどちらも勝利しているという中、鹿島は3連敗は逃れたいところだ。

雨が降る中での戦いとなった中、最初にシュートを放ったのは鹿島。5分、右CKからのクロスをボックス内でサヴリェヴィッチがヘディングで合わせるが、ミートはしない。対する甲府は6分、木村卓斗がミドルシュートを狙うが、GK早川友基の正面に飛んでしまう。

互いに後方からビルドアップをしながら、ゴールへは素早くボールを運んでいく両者はペースが落ちない。

徐々に甲府がボールを握りペースを掴んでいく中、飲水タイム明けの29分に先制。ボックス手前でパスを受けた三平がキープし左へはたくと、宮崎の左からのクロスをボックス中央でフリーだった三沢直人がヘッド。これが決まり、甲府が先制に成功する。

先制を許した鹿島は31分にチャンス。浮き球のパスをDFがクリアするも、ボックス内でこぼれ球を師岡柊生が左足ボレー。このシュートが左ポストを直撃してゴールとはならない。

36分に鹿島は左CKを獲得すると、クロスをGK渋谷飛翔がパンチング。このこぼれ球を藤井智也がミドルシュートを放つが、枠を外れてしまう。

先制した甲府はしっかりとボールを握りペースを渡さない。39分には鋭いカウンター。GK渋谷のロングフィードに抜けた宮崎が見事なコントロールからミドルシュート。しかし、これはGK早川がなんとかセーブする。

すると前半アディショナルタイム3分に鹿島がワンチャンスを生かす。クリアボールが流れると、これに反応した藤井が猛然とダッシュ。競り合いでボールを奪うと、飛び出したGK渋谷の股を抜くシュートを沈め、鹿島が前半のうちに同点に追いつく。

追いついた鹿島は、ハーフタイムで田川、ミロサヴリェヴィッチを下げ、鈴木と名古新太郎を投入。甲府は同じメンバーで臨んだ。

後半は互いに決め手がない中、55分に甲府は三平を下げて今夏加入のマクーラを投入。前線の活性化を図っていく。

互いに決定機こそ作れないまま20分が経過。ただ、強度の高いプレーが続き、徐々に鹿島が押し込み始めていくことに。鹿島は77分に藤井を下げて柴崎を投入し、勝負をかけにいく。

それでも甲府は71分にチャンス。右のスペースにスルーパスを出すと植田直通とマクーラが競り合うことに。植田が抑えたかと思われたところ、マクーラがボールを奪い、ボックス右からクロス。これに武富孝介が合わせるが、枠を外す。

鹿島が押し込んで行った中、89分についにネットが揺れる。鹿島は右CKを描くおt苦すると、柴崎が高精度クロス。ボックス中央で植田が打点の高いヘッドで合わせ、見事に決めた。

地力の差を見せつけた鹿島。まさかの土壇場で逆転を許した甲府は6分のアディショナルタイムでゴールを奪いにいく。

すると後半アディショナルタイム4分、裏に抜けたボールに対してマクーラが追いかけると、GK早川がキャッチしたもののマクーラが足を出してファウル。これにより2枚目のイエローカードとなり、退場処分となった。

結局甲府は良い戦いを見せた中で最後にやられて1-2で敗戦。3大会連続の鹿島戦勝利とはならず。一方の鹿島は前後半の土壇場のゴールで逆転勝利を収め、ベスト8進出を果たした。

ヴァンフォーレ甲府 1-2 鹿島アントラーズ
【甲府】
三沢直人(前29)
【鹿島】
藤井智也(前45+3)
植田直通(後44)

2024年8月21日水曜日

◆鈴木優磨への依存度軽減はチームのレベルアップの証 鹿島が変化した2つの理由【コラム】(FOOTBALLZONE)






 もう1つは三竿健斗の帰還だ。ヨーロッパでの経験から、これまで以上にプレーに逞しさが加わった印象を受けた。高ぶった感情を露わにする場面もあり、そうした戦う姿勢を示すことはチームを勝利に向かって鼓舞するうえで重要となる。この中盤の充実は攻撃面での鈴木への依存度を軽減させ、ボールを運ぶパターンを増やし、そしてスムーズにしている。


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◆鈴木優磨への依存度軽減はチームのレベルアップの証 鹿島が変化した2つの理由【コラム】(FOOTBALLZONE)





【カメラマンの目】鈴木優磨への依存度減少で感じるチーム全体のレベルアップ


 3万3295人の観衆で埋まった県立カシマサッカースタジアムの上空に試合終了のホイッスルが響くと、最後まで激しい攻防を見せていた選手たちは、精根尽き果てたように、ピッチに膝をつき、そして倒れ込んだ。

 Jリーグ誕生時の「オリジナル10」にして、数々の激闘を繰り広げてきた鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦したJ1リーグ第27節の一戦は、お互いにゴールを記録することができず無得点ドローで決着を見た。得点こそ生まれなかったものの、両チームの選手たちが激しい闘志を全面に出してプレーした試合は、実に見応えのある内容となった。

 最初に試合の主導権を握ったのは鹿島。ボールを奪うと展開力のあるロングキックや、狙い澄ましてのグラウンダーのスルーパスと多彩な方法で両翼へとつなげる。そこから敵陣深くに進出してゴール前にラストパスを送り、得点への勝負を挑む。立ち上がりの鹿島はボール運びが実にスムーズで浦和ゴールへと迫った。

 この劣勢の展開に浦和もただ手をこまねいているだけではなかった。戦術的な劣勢となった状況に、それならばと個人技で対抗していく。安居海渡や大久保智明が力強く、推進力のあるドリブルで鹿島守備網の攻略を目指す。チーム戦術の面で劣っていたとしても、この個人からほとばしる勇気は、単純な技術の差を超えることになる。戦術が重視される現代サッカーにおいて、力強いドリブル突破による状況打開の挑戦は、互角の勝負へとピッチの光景を変え、サッカーというスポーツの持つ醍醐味を加速させた。浦和の機転の利いた攻撃精神に端を発した、相手の果敢な仕掛けに負けまいとする姿勢のぶつかり合いにより、プレーは激しさを増していった。

 だが、ピッチには険悪な雰囲気はなかった。ゴール裏からカメラのファインダーに捉えた選手たちは、倒し甲斐のある相手と渡り合えることを楽しんでいるようにさえ見えた。

 リーグ上位に位置し好調を維持する鹿島だが、そのスタイルは前半戦と比較して変化を感じた。これまでのスタイルでは攻撃の形を構築するプレーにおいて、アシストからゴールゲットまで鈴木優磨への依存度がかなり高かった。しかし、ここにきて彼への依存度は低くなっている。そうした流れはチーム全体のレベルアップを示す徴候だ。


柴崎岳と三竿健斗による鹿島の変化


 変化がもたらされた理由は2つあると感じた。1つは昨シーズン途中からチームに戻ってきた柴崎岳が、ディエゴ・ピトゥカと佐野海舟が抜けた中盤で、中心選手として存在感を発揮し出したことが挙げられる。

 この浦和戦でも相手の守備網を巧みに交わし、短長を織り交ぜた正確なパスを前線へと送りチームにリズムを作り出した。守備面でもファウル覚悟とも思える激しいマークで浦和の武器となっていた鋭いドリブル突破を阻止していた。

 もう1つは三竿健斗の帰還だ。ヨーロッパでの経験から、これまで以上にプレーに逞しさが加わった印象を受けた。高ぶった感情を露わにする場面もあり、そうした戦う姿勢を示すことはチームを勝利に向かって鼓舞するうえで重要となる。この中盤の充実は攻撃面での鈴木への依存度を軽減させ、ボールを運ぶパターンを増やし、そしてスムーズにしている。

 攻撃のアシストの面で鈴木に頼ることが軽減されるのなら、鹿島の背番号40には得点王を意識し、よりゴールを目指したプレーを期待したい。ただ、今の鈴木はストライカーに専念せず、ボールに多く触れて攻撃のすべてを司ることによって、自らのリズムを作り出しているように見える。

 昨シーズンの指揮官が採用したサッカーによる、後方からのロングキックを前線で持っているだけの鈴木とは発散する活力が違う。それでも前線にゴールを量産できる圧倒的なストライカーがいることは、混戦となっているリーグ優勝を手にするためのプラス要素となる。

 かつて鹿島の強化の陣頭指揮を執っていた鈴木満氏は、常勝を謡われていた頃でもチームから得点王の選手が生まれる可能性は低いと語っていた。それは前線に中盤、そしてサイドバックの選手が織り成す一気の波状攻撃を武器に、チームのどこからでもゴールを奪える高い組織力を意味し、そこが鹿島の強さの一面でもあった。

 だが、時は流れ、鹿島だけでなくライバルたちも時代に即したサッカーを展開している。前線に絶対的な得点源がいることに越したことはないのだ。

 Jリーグの得点王の歴史を紐解いてみても鹿島に所属した選手が得点王になったのは2008年のマルキーニョスだけだ。そして、その年に鹿島はリーグ優勝を果たしている。

(徳原隆元 / Takamoto Tokuhara)



◆鹿島ポポヴィッチ監督 因縁の甲府戦へ「倒さなければいけない相手はしっかりと倒す」21日天皇杯4回戦(スポニチ)






「我々が2年連続で敗戦していることからも分かるように、十分に力を持ったチーム。どの試合も同じですけれど、真剣に臨んでいかなければいけない試合。我々の出せる力をピッチの中で100%見せることは必須」


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◆鹿島ポポヴィッチ監督 因縁の甲府戦へ「倒さなければいけない相手はしっかりと倒す」21日天皇杯4回戦(スポニチ)





 鹿島は21日、天皇杯4回戦でJ2甲府と対戦する。20日にオンラインで取材対応したポポヴィッチ監督(57)は「タイトルを獲る道のりの中で、倒さなければいけない相手はしっかりと倒す」と言葉に力を込めた。

 因縁の相手と3年連続で顔を合わせる。準決勝で対戦した22年は0―1で敗退。前回大会の3回戦ではPK戦の末に敗れた。16年以来のタイトル奪還へ、三たびの金星献上は許されない。指揮官は「我々が2年連続で敗戦していることからも分かるように、十分に力を持ったチーム。どの試合も同じですけれど、真剣に臨んでいかなければいけない試合。我々の出せる力をピッチの中で100%見せることは必須」と表情を引き締めた。

 直近のリーグ5試合は2勝1分け2敗。結果、内容ともにやや安定感を欠いているだけに、「頂点に立つためには調子の波を見せてはいけない」と強調する。「隙を見せずに全員がやるべきことに集中し、ミスを恐れない姿を見せ続けることができれば、相手がどこであろうと関係ない」。あくまでもベクトルは自分たちに向け、三度目の正直を狙う。



2024年8月20日火曜日

◆第103回高校選手権応援リーダーは上田綺世!自身3大会ぶり単独では初、伝えたい「一瞬の大切さ」(ゲキサカ)






 第103回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーを、オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が務めることが決定した


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◆第103回高校選手権応援リーダーは上田綺世!自身3大会ぶり単独では初、伝えたい「一瞬の大切さ」(ゲキサカ)




 第103回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーを、オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が務めることが決定した。

 上田は鹿島学園高3年生時、16年度の第95回全国高校サッカー選手権に出場。1回戦の高川学園高戦で終盤に2ゴールを記録して、見事な逆転勝利に導いていた。

 応援リーダーは第81回大会に就任した小野伸二(当時フェイエノールト)から始まった企画で、高校選手権をプレーしてプロの舞台に羽ばたいた日本を代表する選手が務めてきた。上田は第100回大会でもFW林大地(当時シントトロイデン、現G大阪)、FW前田大然、MF旗手怜央(ともにセルティック)とともに4人で応援リーダーに就任していたが、今回は単独で“大会の顔”を務めることになった。

 上田は鹿島学園の鈴木雅人監督からかけられた「勝負は一瞬」という言葉を今でも心の中に常に持ってプレーしていると話すと、「『一瞬の大切さ』を高校生の皆さんに共有出来たらと思いますし、自分のそのメッセージを見て刺激を受けて頑張ってもらえれば嬉しい。大会が終わってからも、その言葉の意味、真意が伝わって、その先の人生に繋げてもらえたら嬉しい」とメッセージを送った。

 第103回大会は24年12月28日に開幕。決勝は25年1月13日に行われる。



◆鹿島に“裏抜け”をもたらせる大型FWがデビュー 田川亨介に寄せられる期待(サッカーキング)






「間違いなく、裏抜けのところでスピードを発揮するのが彼の特徴。ウチのチームにはない色なので、そこをみんなもわかって出していた。亨介も合流して間もないですけど、すぐ自分の色を出したのは、チームにとってもプラスだし、亨介はこういう選手だとわかったと思う。あとは日本の暑さに慣れて、コンディションを上げてくれば、よりチームを引っ張ってくれると思います」と、2023年の半年間、サンタクララで共闘した三竿健斗が前向きに評した通り、田川はまずまずの一歩を踏み出したのではないだろうか。


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◆鹿島に“裏抜け”をもたらせる大型FWがデビュー 田川亨介に寄せられる期待(サッカーキング)





「アグレッシブに戦うことは海外でより学びましたし、チームのためにキツい時間帯でも戦えるようにやっていきたいです。優勝するためにはもっともっとスタメン以外の選手が途中から出て勢いを出すことが必要になる。今季J1は残り10試合ちょっとですけど、全力を出し切っていきたいと思います」

 J1再開直後の9日に鹿島アントラーズ加入が正式発表された田川亨介。新天地デビュー戦となる17日の浦和レッズ戦を前にこう力を込めていた。

 試合前の段階で鹿島は首位のFC町田ゼルビアと勝ち点3差の2位。ただ、直近11日のジュビロ磐田戦でまさかの逆転負けを喫し、またもや町田と並ぶチャンスをフイにしていた。ランコ・ポポヴィッチ監督も「緩みがあったのは間違いない」と厳しい指摘をしていたが、浦和戦では再び気合いを入れ直し、新たな戦力も加えながら勝ち切ることが不可欠だった。

 4試合未勝利の浦和も1万人近いサポーターが県立カシマサッカースタジアムに集結し、ホームのような雰囲気に包まれる中、闘争心を前面に押し出してきた。前半の決定機の回数では明らかに浦和の方が上。鹿島もボールは握りながらも詰め切れない印象だった。

 0-0で迎えた後半。鹿島は一気にギアを上げていく。60分には名古新太郎のスルーパスに抜け出した鈴木優磨がGK牲川歩見と1対1の決定機を迎え、4分後には名古も枠をかすめる惜しいシュートを放つ。着実にゴールに近づいている感覚はあった。

 背番号11をつける182センチの大型FWが投入されたのは、飲水タイムの70分。最初は交代した師岡柊生の陣取っていた右FWに入っていたが、81分以降は中央へ移動。鈴木優磨とほぼ2トップのような形になって、より得点に直結する仕事が求められた。

 その田川のストロングが存分に発揮されたのが、安西幸輝の縦パスに反応し、左サイドを抜け出した88分のシーン。田川からの折り返しを名古がファーで受け、中央の柴崎岳がミドルシュートを放ったが、GK牲川にキャッチされてしまう。ゴールには至らなかったが、田川らしい裏抜けの迫力とスピードは確実に相手の脅威になったはずだ。

「間違いなく、裏抜けのところでスピードを発揮するのが彼の特徴。ウチのチームにはない色なので、そこをみんなもわかって出していた。亨介も合流して間もないですけど、すぐ自分の色を出したのは、チームにとってもプラスだし、亨介はこういう選手だとわかったと思う。あとは日本の暑さに慣れて、コンディションを上げてくれば、よりチームを引っ張ってくれると思います」と、2023年の半年間、サンタクララで共闘した三竿健斗が前向きに評した通り、田川はまずまずの一歩を踏み出したのではないだろうか。

「今日は楽しかったというのが一番です。できること、課題も見つかりました。ここに来る時には、『どんどん裏を抜けて』ということで僕を取ってくれたと思いますし、そこは常に感じています。あとは得点で、チームに違うアクセントを与えられるように働いていきたいと思います」と田川自身も貪欲に鹿島の戦力になろうとしている様子。こういったガツガツしたタイプは鈴木優磨とも相性がいいのではないか。

 振り返ってみると、田川のポテンシャルの高さは10代の頃から誰もが認めているところだった。サガン鳥栖のユースから2017年にトップ昇格したルーキーイヤーから24試合出場4ゴールという実績を残し、期待感も高かった。

 FC東京に赴いた2019年にはU-20ワールドカップに参戦し、年末にはEAFF E-1選手権の中国戦でA代表デビュー。香港戦では初ゴールもマークした。そのまま順調な歩みを見せてほしいと多くの関係者が願っていたが、2021年夏の東京オリンピックは選外。2022年1年から赴いたサンタクララ、2023年夏から1年を過ごしたハーツでも目覚ましい活躍とはいかなかった。

「海外で難しかったのは、コミュニケーションや細かいところを伝える力が足りなかったこと。日本とはサッカーのやり方が全然違うので、うまくいかない時期も多かったですね。1トップで出ることがほとんどで、ポストプレーを求められる中で、自分のストロングを出すのが難しかったところもありました。ただ、フィジカル的なところは多少、経験を積んできましたし、そこはどんどん出して、ゴールに絡んでいく回数を増やしたい」と2年半の成長を鹿島に還元する覚悟だ。そんな野心の一端が浦和戦で見て取れたのは朗報だ。

 鹿島はチャヴリッチが離脱中で、鈴木優磨に代わる確固たる得点源が不在。17歳の徳田誉も目覚ましい成長を遂げているが、すぐに大黒柱になれるわけではない。だからこそ、25歳になった田川に託されるものは大きい。首位の町田、2位に浮上したサンフレッチェ広島を抜き去るためにも、ゴールの量産が必要になってくる。ここからのブレイクが待たれるところだ。

取材・文=元川悦子



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