日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年10月24日火曜日

◆完敗の神戸戦で考える鹿島が目ざすべきスタイル「根本にあるものをまずはぶつけないと」仲間隼斗の言葉にヒントが!(サッカーダイジェスト)






神戸戦までの3週間は「ボール保持の時の取り組み」に焦点


[J1第30節]神戸 3-1 鹿島/10月21日/国立競技場

 鹿島アントラーズにとって、優勝戦線に踏みとどまるための重要な一戦だった。しかし、首位のヴィッセル神戸との国立競技場での試合は、1-3で敗戦。リーグ優勝の可能性はなくなり、7季連続で国内主要タイトルの無冠が確定した。

 鹿島にとって何が足りなかったのか。

 30節終了時で6位、昨季と同じ4位は勝点3差で十分に射程圏内だ。いわゆる上位陣であることは間違いないだろう。ただ、タイトルまでは一歩足りない。その足りない距離を埋めるために、試行錯誤を繰り返している。

 神戸戦までは、ルヴァンカップや天皇杯のほか、代表のインターナショナル・マッチデーもあり、前節からは約3週間の期間があった。

 岩政大樹監督は「ボール保持の時の取り組み」にフォーカスし、「自分たちのリズム」で試合を進めることに主眼を置いた。主体的にゲームをコントロールすることを目ざしたのは、対戦相手によって差が出ているようでは「優勝できない」と感じたからだ。

 神戸戦では立ち上がりから最終ラインでパスをつなぎ、相手のプレスを剥がそうとする姿勢は見えた。それでも、相手の勢いに押され、前半のうちに2失点を喫した。

 ベンチから戦況を見つめていた仲間隼斗は「常に理想を追いかけることは大事なこと」と言う一方で、物足りなさも感じたという。

「少し理想にとらわれ過ぎた部分はあったと思います。相手に対して対処していく部分が足りなかったのかなと。神戸もパスワークで剥がしてくる相手には慣れている部分もあったはずです。

 だからこそ、自分たちの根本にあるものをまずはぶつけないといけない。まずは神戸に走り勝って、球際の勝負に勝って、個々の局面で勝っていく。その積み重ねで優勝が見えてきて、士気の上がる神戸のパワーを上回っていかないといけない」

 後半のスタートから投入された仲間は、意図したとおり、チームの活性化に一役買った。それでもチームは勝点を奪うことはできていない。

 モダンで論理的なスタイルと、伝統的な熱量や強度を押し出した戦い方。両方を取り入れてこそ次の一歩が踏み出せるはずだ。シーズン終盤でこんなことを言っていてもいけないかもしれないが...“まだ”4節残っている。今季中にその最適解を見つけたい。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆完敗の神戸戦で考える鹿島が目ざすべきスタイル「根本にあるものをまずはぶつけないと」仲間隼斗の言葉にヒントが!(サッカーダイジェスト)





2023年10月23日月曜日

◆神戸戦完敗で今季無冠…柴崎岳は現状をどう見ているか「小さな努力」「地道な作業」で鹿島伝統の勝負強さを取り戻したい(サッカーダイジェスト)



柴崎岳


「今シーズンの鍵となるような試合を勝ち切れなかった」


[J1第30節]神戸 3-1 鹿島/10月21日/国立競技場

 まさに完敗だった。

 首位神戸との大一番で、鹿島は前半に2失点、83分には勝負を決定づけるゴールを許してしまう。アディショナルタイムに松村優太が意地の一撃を突き刺すが、1-3で敗れた。

 今季は鹿島の伝統とも言うべき勝負強さが影を潜めている。

 2位と3位の直接対決となった28節の横浜戦も落とし、首位神戸に敗れて今季のリーグ優勝の可能性が消滅した。

 2016年のリーグ制覇を知る柴崎岳は、現状をどう見ているのか。

「コメントするのは難しい立場です。今シーズンすべての試合を戦ってるわけじゃないので」と示しつつ、見解を述べる。

「今シーズンの鍵となるような試合を勝ち切れなかった。ポイントとなる試合はいくつかあって、それをことごとく落としてきてしまった。そんな流れを払拭できないまま、今日の試合に立ってしまった」

 その状況を変えるのは、日常のトレーニングからだという。

「何かチームとして大きく掲げたから劇的に変わるものでもなくて、地道な作業になるのかなと。メディアやファンの皆さんが見えないところで、自分たちの小さな努力だったり、積み重ねがこういう試合に現われると思う。(神戸戦の敗戦は)まだまだ何か足りなかった。そのことを真摯に受け止めて、自分たちは日々向上していく気構えを保ち続けていかないといけない」

 今季に味わった悔しさを糧に、まずは残り4節でひとつでも上を目ざし、戦う姿を見せるしかない。その先にこそ、鹿島伝統の勝負強さが身に付くはずだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆神戸戦完敗で今季無冠…柴崎岳は現状をどう見ているか「小さな努力」「地道な作業」で鹿島伝統の勝負強さを取り戻したい(サッカーダイジェスト)





◆【鹿島】「ポステコグルーの2年を1年で」岩政監督の功罪、神戸とは本当に力負けだったのか? 次節は浦和レッズ戦(サカノワ)



岩政大樹


「難しく、時間のかかる作業」と強調。むしろアンジェは明快でシンプルだった。


[J1 30節] 神戸 3–1 鹿島/2023年10月21日14:00/国立競技場

 J1リーグ30節、鹿島アントラーズは1-3で首位のヴィッセル神戸に敗れ、勝点14差に開き、優勝の可能性が潰えた。これで今季の無冠が決定した。

 鹿島の岩政大樹監督は試合後の記者会見で、「完全に力負け。神戸のほうが逞しかったですし、強かったですし、局面ごとに上回られました」と完敗を認めた。

「そこをいかに上回るか準備してきたつもりでした。対神戸もありますが、自分たちの戦いの幅として、シーズン当初から言っているように、(ボールと人を)動かすことをどのようにつなげていくか。これまで少し足りなかった『動かすこと』の準備をしてきました。その配分は試合のなかで選手たちが感じ、相手の嫌がることをやらなければいけない。選手たちが神戸に対し、より有効であるとぶつけられるようにしたかったです」

『競争と成長、そしてタイトル獲得』をテーマに掲げて、キャンプから指揮官として開幕を迎えた初のシーズン。一時は3位まで浮上したが、優勝争いにぐっと食い込むことはできなかった。天皇杯では2年連続J2のヴァンフォーレ甲府に敗れる失態も演じた。

 岩政監督は「力負け」を強調した。

「明確に神戸との2試合(第1戦は1-5)は、力負けだと感じました。当然上回るための半年間を過ごしたつもりで、前回対戦からは後半盛り返しチャンスも作り、プラスアルファを作れました。とはいえ、力の差はあったと思います。自分たちが足りなかったし、彼らが上だった。そこに到達するために、届かなったのは僕たちの問題です」

 本当に両者の力の差はあったのか。そこは意見の分かれるところだろう。選手からも、そうは感じないという声もあった。

 実際、岩政監督がスタートで選択した4-2-3-1は機能せず。4-4-2以外をチョイスすると、どうしてもシステムありきの戦いになってしまい、そこに高度な連係が生まれない。これは今季何度も見られた光景だった。

「神戸に勝つために戦っているわけではなく、ゲームの状況に応じていろいろ違うことが起こるなか、それに対応して次の策、次の策と有効策を持って行けるチームにはなり切れなかったと認識しています」

 岩政監督はそのように「手」の少なさを課題に挙げる。

「それは難しいし、時間のかかる作業だと思っています。それをできるだけ早くやりたいと選手たちには伝えてやっていますけれど、自分の力不足で1年では足りなかった。シーズン当初、選手たちにはポステコグルーが2年でやれたことを1年でやろうと宣言してやりましたけれど、僕の力不足だと思っています」

 そのように横浜F・マリノスを頂点に引き上げたアンジェ・ポステコグルー監督(現 トッテナム・ホットスパーFC)を、岩政監督は例に挙げていた。

 とはいえ、ポステコグルー監督は5レーンを活用し、ハーフスペースを戦略的に突く明確なスタイルを打ち出していた。サイドバックが状況に応じて中盤や前線でもプレーする形に、横浜FMの選手たちも当初戸惑ったと明かしていたが、その攻撃性の高いサッカーは指揮官の就任時から観る者(記者を含め)を興奮させた。

 一方、岩政監督は「私たちは理解している」という言い方を続けた。つまり、選手や現場では新しいスタイルの概念を理解し合っているということだった。

 スペースに顔を出した選手を活用する、という狙いは伝わってきた。とはいえ、それは川崎フロンターレも、横浜FMも、浦和レッズもベースにしているところ。見ただけで明確に分かる岩政監督のこだわりは、攻撃面ではこれまで分からなかった。

 むしろ、オーソドックスな4-4-2で、それこそ岩政監督のもと約束ごとが整理され、守備陣が迷いなくゾーンに入った時、公式戦12試合無敗とまさに無双の強さを見せつけた(その期間にも4-2-3-1はあったと言われそうだが、ベースは築けていた)。

 ただ、その4-4-2だけでは勝てないという近年の結果への挑戦のため、今シーズンは複数システムが採用されてきた。とはいえいろいろなトライをするたびに途端にチーム力は減退。むしろ今回のように選手たちがプレスのかけ方を確認し合うなど、迷いながらプレーするシチュエーションも目立った。

 残念ながらそこに、就任時から「ピッチに立ったら、攻め続けようぜ」と明確だったアンジェの哲学やこだわり(セルティックFCでも、トッテナムでも貫かれている)は感じられなかった(もちろん、決してアンジェスタイルを導入したかったという意図での発言ではなかったと理解しているが……)。

 特に“現状否定”から入った岩政体制の2シーズンの迷走について、結局、その否定の先の「答え」がいまだ誰にも見えずにいるのは気になる。結果的に伝統的な4-4-2がハマった時に凄まじい強さを発揮したのは、一体何を示唆するのか。

 現体制化では、具体的に目指しているスタイルはあるのか? そもそも変化させるべきところが間違っていないか? 本当に現状への完全否定が必要なのか? そのフワッとしてきている課題を、クラブは精査しなければならないだろう。

 10月28日の次節、浦和レッズとの一戦をホームで迎える。




◆【鹿島】「ポステコグルーの2年を1年で」岩政監督の功罪、神戸とは本当に力負けだったのか? 次節は浦和レッズ戦(サカノワ)





2023年10月22日日曜日

◆柴崎岳が「心苦しい状態」と語った訳 日本復帰後に負傷…「100%ではできていない」(FOOTBALLZONE)



柴崎岳


神戸戦で後半31分から途中出場


 鹿島アントラーズの元日本代表MF柴崎岳は、10月21日に行われたJ1リーグ第30節ヴィッセル神戸戦(1-3)の後半31分からピッチに立った。2点を追う展開の中で入ると、攻撃が機能していなかったチームで卓越した配球を見せ、攻撃の流れを作っていた。その反面、ボールを追う場面でも走り切れない場面があり、コンディションが不安視されていた。

 9月に鹿島に復帰した柴崎は、自身のコンディションについて「怪我の影響もあって、100%ではできていない状態が続いていて、なかなか心苦しい状態です。でも、そのなかでやっていくしかないと思いますし、なるべく早くベストコンディションにもっていって、チームに貢献したい思いは常に持っています。もっといい状態で試合に臨んでいきたい」と、満足な状態でプレーできていないことを明かした。

 具体的な負傷個所については明かさなかったが、「日本に戻ってきてからです」と、怪我をしたのは鹿島復帰後だったと説明している。

 この敗戦で鹿島はタイトルを逃し、7シーズン連続で無冠となることが決まった。鹿島で2016年にJ1リーグを制し、Jリーグカップも3回、鹿島の最後のタイトルとなっている16年の天皇杯も獲得した経験のある柴崎は、「鹿島は常にタイトルを目指しているクラブであることは変わらない。なかなか苦しんでいるとは思います。この数年を見ても、タイトルに届いていないことが現実としてありますし」と話したが、その状況を変えるには、小さな積み重ねが重要だと語った。

「でも、こういうことは小さな日常からの積み重ねとかからしか変えられない。こういうところで何か大きく発言したり、何かを自分たちで大きく掲げたからといって、劇的に変わるものでもない。それは地道な作業になると思う。メディアのみなさんやファンのみなさんが見えないところでの、自分たちの小さな努力や積み重ねが、こういった試合に現れると思うので、まだまだそういったところで足りなかったのかなと思いますし、それを真摯に受け止めて、自分たちは向上していく気構えを保ち続けていかないといけない」

 万全なコンディションでピッチに立てていない状況でも、経験豊富な柴崎にしかできないこともあるだろう。残りの試合、そして今後に向けて柴崎は「自分にできることをしたいと思っていますし、そのために今年、帰ってきたので。本当にやるしかないなと自分でも思っています」と、短く意気込みを語り、ミックスゾーンをあとにした。

(河合 拓 / Taku Kawai)





◆柴崎岳が「心苦しい状態」と語った訳 日本復帰後に負傷…「100%ではできていない」(FOOTBALLZONE)





◆J1鹿島V消滅 国内主要タイトル7年連続無冠が確定 首位・神戸に3失点完敗 岩政監督謝罪「責任感じる。申し訳ない」(デイリー)



荒木遼太郎


 「明治安田生命J1、神戸3-1鹿島」(21日、国立競技場)

 鹿島は首位の神戸に3失点で完敗した。岩政大樹監督は「神戸の強さに対して恐れなのか、自分たちのやりたいことがうまくできなかった」と悔やみ、「優勝がなくなってしまったことに責任を感じていますし、サポーターの皆さんに申し訳ない」と語った。

 3試合連続勝ちなしで、残り4試合を残して首位とは勝ち点14差に広がり今季のリーグ優勝の可能性も消滅。16年度の天皇杯を最後に国内主要タイトルは屈辱の7年連続無冠が確定した。

 立ち上がりから神戸に攻め込まれる場面が目立った。同13分にセットプレーから決定機を作られるなどピンチを迎えた。同16分には左サイドを崩され、中央でMF佐々木大樹に先制点を許した。同45分にもサイドを崩されて、井出に追加点を決められた。

 前半はほとんどチャンスを作ることはできずに0-2で折り返した。後半にはMF柴崎岳を投入するなど流れを引き寄せつつあったが、同38分には決定的な3点目を奪われた。同46分にMF松村優太が1点を返すのがやっとだった。4月に行われた神戸との対戦ではホームで1-5と歴史的大敗を喫しており、リベンジとはならなかった。岩政監督は「神戸との2試合に関しては力負けを感じた試合でした」と差を認めるしかなかった。

 鹿島にはDF昌子源やDF植田直通、今夏からは柴崎といった欧州で経験を積み日本代表としてもプレーした経験者が復帰。タイトル獲得を知る選手が戻ったことで期待も高まっていた。ただ、春には4連敗を含む5試合連続勝ちなしなどが最後まで響き、巻き返しきれなかった。国内主要タイトル獲得においてJリーグトップを誇る“常勝軍団”の苦戦が続く。指揮官は「優勝がなくなってしまったので、ACL(出場権獲得)を目標に切り替えて残り4戦を全部勝ちたいと思います」と話した。





◆J1鹿島V消滅 国内主要タイトル7年連続無冠が確定 首位・神戸に3失点完敗 岩政監督謝罪「責任感じる。申し訳ない」(デイリー)





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