日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年11月7日火曜日

◆鹿島MF藤井智也に背中を押されて――県内屈指の進学校でプロを目ざす江崎直也の覚悟「勝たせられる選手になりたい」(サッカーダイジェスト)



藤井智也


なぜ長良高に進学したのか


 選手権岐阜県予選の準決勝、県内屈指の進学校である長良高は、近年は本格的な強化に乗り出している美濃加茂高に0-1で惜敗し、ファイナリストになることはできなかった。

 ただ、この試合では4人の1年生がスタメン出場し、全員が大きな存在感を放つなど、今後に向けて明るい材料が多かった。そのなかの1人であるMF江崎直也は、名古屋グランパスU-15からやってきた期待のルーキーだ。

 美濃加茂高戦では右サイドハーフで出場したが、江崎の本来のポジションはサイドバック。安定した守備力を武器にしながらも、「自分に足りない攻撃力を磨くチャンス」と前向きに取り組んでおり、その成果は着実にプレーに現われていた。

 激しいアップダウンに加え、攻撃に切り替わった瞬間に田中梨聖と竹田陵人の1年生インサイドハーフと連係すれば、スペースを作るフリーランニングや正確なパスで攻撃にアクセントを加える。ゴールには結びつかなかったが、2度のチャンスの起点となった。

 彼ほどの能力を持っていながら、なぜ全国未経験で多くの3年生が大学受験に専念するために抜けてしまう長良高に進学したのか。それは複数の理由があった。

 江崎は岐阜県各務原市で生まれ育ち、中学進学と同時に名古屋U-15に加入。日本クラブユース選手権U-15や高円宮杯U-15リーグ東海で途中出場ながら出番を得ていたが、U-18に昇格できずに、最後の高円宮杯JFA全日本U-15選手権大会では、ベンチ入りしながらも、1分も出場することができなかった。

 昇格できないことが分かった時、江崎には岐阜県の強豪校はもちろん、県外の複数の強豪校から声がかかった。その時は県外の高円宮杯プレミアリーグに所属する高校に進むことを決断し、練習参加もしてOKをもらっていた。

 しかし、「グランパスではあまり試合に出ることができず、周りの選手が頑張って僕が出るという感じだったこともあり、だんだん自分の中で『僕が中心選手となってチームを勝たせるような選手になりたい』と強く思うようになりました。もし強豪校に進んだら、僕は勝たせられる存在ではなく、勝たせてもらう立場のままだと思った」と、徐々に違う選択肢を考えるようになった。


勉強の合間を縫って、黙々と自主練


 そのなかで、4歳上の兄が長良高に通っていた縁もあり、1年生の時から試合に出て中心となりながらも、「サッカーだけでは僕の進路を狭めてしまうと思った」と勉強でも上を目ざす選択肢が浮上した。

 そして、この葛藤から決断を下す決定打となったのは、長良高から立命館大を経てJリーガーとなり、現在は鹿島アントラーズに所属するMF藤井智也の存在を知ったことだった。

「悩んでいた時に、お父さんが藤井選手の高校時代の努力やプロになる経緯が書かれていた記事を見せてくれたんです。藤井選手は1人で勉強の合間を縫って、自主練習を黙々とやったり、仲間に頼んでひたすらドリブルを磨いたり、相当な覚悟を持って、ずっと努力をし続けてプロになった。

 それを読んだ時に、頑張ることができる人であれば、環境はどこであっても頑張ることができる。僕もプロになりたいという思いはずっとあったのですが、『公立を選んだ時点で無理だ』と思ってしまっていたので、藤井選手に『不可能なことはないんだ』と背中を押してもらった気がしました」

 決断を下した江崎は今、文武両道に身を置きながら、覚悟を持ってピッチに立っている。

「今日のような試合(美濃加茂高戦)でゴールやアシストをしてこそ、勝たせることができる選手だと思うので、まだまだなれていないのが現実です。もっともっと成長して、来年こそ勝たせられる選手になりたいと思っています」

 結果はすぐに出なくても、コツコツと日常を積み重ねた先に、輝かしい未来がある。藤井が教えてくれたことを胸に、江崎は目標に向かって、前だけ見つめて走り出している。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)




◆鹿島MF藤井智也に背中を押されて――県内屈指の進学校でプロを目ざす江崎直也の覚悟「勝たせられる選手になりたい」(サッカーダイジェスト)





◆出番なしに終わったフェイエノールト上田綺世、指揮官が理由を説明!「ヒメネスをベンチに座らせたくはないし…」(サッカーダイジェスト)



上田綺世


RKCに2-1で勝利


 現地時間11月4日に開催されたエールディビジ第11節で、日本代表の上田綺世が所属するフェイエノールトは敵地でRKCと対戦した。

 フェイエノールトは25分に先制を許すも、35分にクインティン・ティンベルのゴールで同点に追いつくと、64分にはバルト・ニーウコープの逆転弾で勝ち越しに成功。2-1で勝利を収めた。この試合に上田はベンチ入りしたが、出場機会は訪れなかった。

 オランダメディア『soccernews』によると、試合後の記者会見でフェイエノールトのアルネ・スロット監督は、上田について言及。出番なしに終わった理由について、こう説明している。

「点差はわずか1点だった。万が一、2-2に追いつかれたら、トップスコアラーである(サンティアゴ・)ヒメネスをベンチに座らせたくはないし、アヤセを投入したくなる。同点とされた場合に備えて、もう一人のアタッカーを起用するオプションも残しておきたかった」

 上田は今シーズン、ここまでコンスタントに出番は得ているものの、リーグ戦では先発がない状況が続いている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部




◆出番なしに終わったフェイエノールト上田綺世、指揮官が理由を説明!「ヒメネスをベンチに座らせたくはないし…」(サッカーダイジェスト)





2023年11月6日月曜日

◆「神様」指導で技磨く ジーコさんサッカー教室 茨城・土浦、小学5、6年生(茨城新聞)



ジーコ


サッカーJ1鹿島アントラーズのクラブアドバイザー、ジーコさん(70)を迎えたサッカー教室が5日、茨城県土浦市藤沢の新治運動公園で開かれた。今年3月にリニューアルした人工芝のグラウンドで、近隣から集まった10チーム約200人の小学5、6年生が参加。ブラジル代表選手や日本代表監督を務めた「神様」の指導を受け、技に磨きをかけていた。

教室は土浦サッカー協会(太田美津雄会長)が主催。鹿島のコーチらが用意したパスやシュートなどの練習を重ね、試合形式で締めくくった。ジーコさんは3グループを巡回しながら「ドリブルは両足を使い、常にボールを足元に」「トラップ、顔を上げて、味方を見て、パス、とリズム良く」などとアドバイスした。

終了後、ジーコさんは優秀選手にサイン入りユニホームをプレゼント。「短い時間だけど楽しくできたかな。サッカーはシンプルなこと、基本が大事。この中からいい選手が出ることを期待します」と伝えた。

新治SCの主将、椿蓮仁さん(11)は「緩急を付けたドリブルの仕方を教わった。緊張したけどジーコさんと会えて良かった」と話した。




2023年11月5日日曜日

◆「1年間どういう気持ちでやってきたか示したい」、東京Vの林尚輝が栃木とのホーム最終戦に意気込む(超WORLDサッカー!)



林尚輝


東京ヴェルディのDF林尚輝が、5日に味の素スタジアムで開催される明治安田生命J2リーグ第41節の栃木SC戦へ意気込みを語った。

前節、3位のジュビロ磐田(勝ち点69)とのアウェイゲームを1-1のドローで終え、自動昇格圏の2位浮上のチャンスを逃した4位の東京V(勝ち点69)。今節は2位の清水エスパルス(勝ち点70)、磐田が前日に試合を戦うなか、その翌日に18位の栃木(勝ち点44)との一戦に臨む。

負傷による数度の離脱がありながらも、ここまでセンターバックの主軸の一人を担い、前述の磐田戦では先制点も記録した林。FWイスマイラを出場停止で欠くものの、多士済々な前線の選手を擁する栃木との一戦に向けてはロングボールやカウンターへの警戒感を示す。

「自分たちの中で模索しているところですが、栃木は決して簡単な相手ではないですし、相手の長所は理解しているので、そこにどう向かっていくかが、ひとつ自分たちのポイントになってくると思います。繋ぐところにフォーカスするのか、前から来る相手を引っくり返すことにフォーカスするのか、話し合っています。そこを自分たちの中で共通認識を持ってやっていくことが、自分たちの良さを出すことに繋がっていくと思います」

「自分たちセンターバックとフォワードのマッチアップで、どんだけ撥ね返せるかが試合の流れを掴む上でひとつ重要だと思います。自分たちはそこで負けてはいけないですし、そこで勝ることでチームの勢いに繋がるので、そこはしっかりと戦っていきたい。あとは失点しないことが一番なので、相手の長所をどうやって消すのか、自分たちが前から行ってボールを奪い切って蹴らせない守備をするのか、蹴らせた後に奪うのか、そこも共通認識を持ってやっていきたい」

「相手は蹴ってくるのを特徴としているので、個人的なマッチアップを含めセカンドボールをどれだけ拾えるかが重要。そこは継続しながら、ジュビロ戦でも相手のフォワードに対して、自分たちのセンターバックがどう付くかを含めてしっかりと整理したいです。今回に関しては攻め残られる可能性も考えていて、その状況でどれだけリスクを負って、サイドバックやボランチを攻撃参加させるのかは、自分たちが判断する部分でもあります。そこをうまく(谷口)栄斗と話しながらコントロールしていきたいです」

一方、攻撃面では共に守備の堅さを特長のひとつとしていることもあり、やはり先制点の重要性を口にしている。

「毎試合、自分たちはそうですが、先制点は非常に重要になります。先制点の取り方はいろんな方法があると思いますが、最近は先制点を取っても勝ち切れていない試合も少なくないので、そこの戦い方は考えないといけない。自分たちは勝ち点3が絶対必要なので、その攻撃の姿勢は立ち上がりから見せていきたい」

また、林は自動昇格に向けて重要な2試合を控えるなか、チームとしてこの1年間取り組んできたものに改めてフォーカスしたいと語っている。

「ここまで自分たちが共通して自分たちがやってきたことは攻守の切り替えやハードワーク。そこはずっと1年間続けてやってきました。元々、ヴェルディはボールを繋ぐところがうまいという部分はありますが、今年自分たちがなぜ勝ってこれたかを考えると、個人的には攻守の切り替えとハードワーク、ハイプレスというのが大きな要因だと捉えているので、そこを忘れずに自分たちの良さを出していきたいです」

「引きすぎると自分たちの良さは出ないので、ハイプレスを継続しながら自分たち最終ラインはそのリスクを背負いますが、そこも必要だと考えています。それが自分たちが勝ってきた方法でもありますし、判断のところでセーフティーにやるべき場面も出てきますが、受けすぎないというところは大切なポイントです」

最後に、出場機会を求めて鹿島アントラーズから1年間の期限付き移籍で加入した25歳のセンターバックは、多くのファン・サポーターが集うホーム最終戦に向け、自身の思いをピッチ上で表現したいと意気込む。

「このクラブに覚悟を持って移籍してきて、J1に上げることを目標に自分はここに来ました。ある意味で一番ヴェルディサポーターの人たちに見てもらえる試合になると思うので、そこで今年1年間自分がどういう気持ちでやってきたかを示せたらいいなと思いますし、何とか勝ってJ1昇格に繋げていきたいです」





◆「1年間どういう気持ちでやってきたか示したい」、東京Vの林尚輝が栃木とのホーム最終戦に意気込む(超WORLDサッカー!)





2023年11月4日土曜日

◆福岡DF小田逸稀、ルヴァン杯決勝へ…“親友”の思いも胸に「綺麗なストーリーを完結させる」(サッカーキング)



小田逸稀


 3日、2023JリーグYBCルヴァンカップ決勝を翌日に控えたアビスパ福岡のDF小田逸稀は、同大会の初優勝に向けて、決意を口にした。

 今年で25歳になった小田は、プロ生活7年目。ここまでの道のりは、決して平坦ではなかった。

 第94回全国高校サッカー選手権大会とインターハイの2冠を達成した東福岡高校から、鹿島アントラーズに加入したが、プロの壁にぶつかり、3年間でリーグ戦の出場はわずか8試合のみ。出場機会を求め、4年目にFC町田ゼルビア、5年目にはジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍した。

 J2での2年間の武者修行を終え、昨季は満を持して鹿島へ復帰。しかし、ポジション争いに敗れ、公式戦わずか6試合のみの出場にとどまった。「あらためて、すごいチームだと感じさせられた。もう少し試合に出て、チームの勝利に貢献したかったけど、残念だった…」。J2で培った自信は徐々に失われていった。

 だが、出場機会が限られたなかでも、自分自身にベクトルを向け、貪欲に上を目指すことはやめなかった。コンディションを保つために、常に自己管理も徹底。本人は鹿島で過ごした日々を「悔しかったけど、自分の力を伸ばすことのできた、いい1年だった」と振り返る。

 そして、迎えた今シーズン、ついに弛まぬ努力が実を結んだ。鹿島でのプレシーズンキャンプで手応えを掴めずにいたところ、アビスパ福岡からオファーが届く。「鹿島でなかなか試合に出られなくて、燻っていたところ、ありがたいことに声をかけていただいた」。小田は迷わず、新天地への移籍を決断した。

 福岡に移籍して10カ月が経った今、あのときの決断は「正解だった」と感じている。今季はここまで、J1でのキャリアハイとなる28試合に出場。元々控えめな性格ゆえ、「段々と課題が浮き彫りになってきた部分もある。J1の洗礼を受けたなという感じ」と、自身の課題も謙虚に話したが、「最初から試合に出してもらって、序盤は自分でも納得のいくようなパフォーマンスを見せられた。自分のストロングポイントがJ1でも活かせることもわかった。プロサッカー選手になってから、1番充実したシーズンになっていると思う」と、頼もしく語った。

 J1でコンスタントに出場機会を得たことで、自信が深まり、その自信はさらなる成長につながった。「チームメートも、監督も、スタッフも、サポーターの方々も、自分のヘディングの強さを期待してくれている。それで、すごく自信がついたし、自分が負けてはダメだなという思いが強くなった」と、充実感が溢れる表情で語る。そして、「素晴らしい人柄で、優しいし、1人ひとり選手のことを思ってくれる」という長谷部茂利監督のもと、より一層、「自分の特長を自信をもって発揮できるようになった」。

 そんな大きな手応えを掴み、チームでの立場も確立した小田は、4日、アビスパ福岡の一員として、ルヴァンカップ決勝に臨む。

「鹿島のときに、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)のタイトルを獲得させてもらったことはあるけれど、当時は今と(チーム内の)立ち位置が違った。(明日勝てば)胸を張って、初めてタイトルを獲得したと言える。決勝の舞台に立てるチャンスがある今の状況は、すごくうれしい。本当に、選手としてずっと忘れられない日になると思う」

 決勝の舞台は、キャリアのなかで何度立てるかわからない。そして、誰もが立てる舞台ではない。だからこそ「勝ちたいという思いが強くなる」。幾多もの苦悩を乗り越えてきた分、今、それを強く実感している。

 そして、もう一つ。小田には勝たなければならない理由がある。

「凌我の分までという気持ちはあります」

 東福岡高校時代の同級生であり、親友の佐藤凌我(アビスパ福岡)の存在だ。佐藤は今大会の準々決勝第1戦で全治8か月の大怪我を負った。佐藤の無念を背負った小田は、4日後に行われた準々決勝第2戦で1ゴール、1アシストの活躍を見せ、福岡を準決勝進出へ導いた。もちろん、決勝でも佐藤の思いを背負って戦う。

「凌我がケガしたあとの試合でも決めたし、決勝でもゴールを決めて、綺麗なストーリーを完結させたい。明日は絶対に勝って、美談にしたい」

 これまで味わったきた悔しさと、“親友”への思いを力に変え、「胸を張って言える初めてのタイトル獲得」へ。小田は、佐藤とともに戦った第94回全国高校サッカー選手権大会以来となる決勝の舞台へ挑む。




◆福岡DF小田逸稀、ルヴァン杯決勝へ…“親友”の思いも胸に「綺麗なストーリーを完結させる」(サッカーキング)





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