日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月13日水曜日

◆大迫が代表定着弾狙う!国内組がベルギー入り(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131113/jpn13111305030002-n1.html



 サッカー・日本代表ベルギー遠征(12日、ゲンク)オランダとの国際親善試合(16日)に向け、当地で初練習を行った。国内組は前日11日夜に到着し、先乗りの海外組と合流。1トップのレギュラー獲得を目指すFW大迫勇也(23)=鹿島=は、2002年日韓W杯で「シンデレラボーイ」と呼ばれた鹿島の大先輩、FW鈴木隆行(37)=J2水戸=のゆかりの地からサクセスストーリーの再現に挑む。新調した代表スーツで当地入りしたFW柿谷曜一朗(23)=C大阪=は、心機一転で強豪との一戦に臨む。



 首都ブリュッセルから東に約100キロ。紅葉に囲まれたゲンク郊外の施設で練習が始まった。霧雨も降る気温8度の寒さの中で、FW大迫が胸を高ぶらせた。

 「クラブと代表はまったく別もの。能力が高いチームの中でやれるのが楽しみです」

 10日の湘南戦でリーグ4戦連続ゴールを決めて調子は上向き。ブラジルW杯に向けたアピール合戦はいよいよ佳境を迎える。オランダ(FIFAランク8位、日本は44位)、ベルギー(同5位)という格上との対戦が終われば、来年5月のメンバー発表までは同3月の親善試合を残すのみとなる。

 固定メンバーで戦うザック・ジャパンの中でも、大迫が狙う1トップは流動的だ。5戦連続無得点と結果が出ないFW柿谷を、FWハーフナー(フィテッセ)と2番手で猛追している。

 「両チームともゴール前が堅いので、どれだけやれるか大事になる」

 ザック監督に初招集された7月の東アジア杯(韓国)は2試合2得点。9月のグアテマラ、ガーナとの親善試合で欧州組と初めて一緒にプレーした。順調にホップ・ステップを踏み、一気にジャンプといきたい。



 ゲンクといえば、02年日韓W杯1次リーグ・ベルギー戦(2-2)でゴールを決めたFW鈴木が、02~03年シーズンをプレーした土地。染めた髪の色から「銀狼」の異名をとり、W杯1年前に頭角を現して「シンデレラボーイ」と呼ばれた鈴木もまた、鹿島で背番号9を付けていた。

 「あのゴールは家で見ていました。小学6年生だったかな。あの頃は、日本中がサッカーに注目していた」

 大迫も無心で階段を駆け上がる。W杯欧州予選を無敗で勝ち抜いた2カ国を相手にゴールを決めれば、魔法のように世界が変わる。 (浅井武)

■鈴木隆行とゲンク

 FW鈴木隆行(現J2水戸)は2002~03年シーズンに、ベルギーリーグのゲンクに在籍した。J1鹿島所属時に出場した02年日韓W杯で、1次リーグ・ベルギー戦でゴールを決めるなど日本の16強進出に貢献。その活躍が評価され、同年7月の移籍が実現した。リーグ戦19試合(0得点)に出場し、欧州CLのピッチを踏むなど1年間プレー。退団後は鹿島に一時復帰し、03年8月に再び、ベルギーのゾルダーに移籍した。

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