日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月16日土曜日

◆日本vsオランダ 試合前日の選手コメント(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/407123_128393_fl



 日本代表は15日、ベルギー・ゲンクのクリスタル・アレナで公式練習を行い、16日のオランダ戦に向けて最終調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW岡崎慎司(マインツ)
「自分たちがやっていることで結果が出れば自信になると思う。自分たちは今、手探りだと思う。ある意味、いろんな選手が優勝したいとか、去年以上にいきたいとか、そういういろんな目標がある中で、それをどうしたらいいかというところで、もう一個上へという意識がみんな高いから、それで足元でつないでやるとかいろいろ考える。そして結局、全部が出たら、臨機応変な日本らしさになると思う。今日は足元でつなぐのが多かったけど、じゃあ次は裏に蹴ってみてとか、早い攻撃でやったほうがいいとか。次にオランダ戦でそういうのを出しながら結果が出たら、これをやるべきなんだという自信になる。今はやっぱり手探り。今は良くない時期というのがあるけど、自分たちの中では試合に勝つことを目標にするし、オランダとベルギーというのはW杯出場も決まっていて、モチベーションは僕らも高い。そういうチームに勝つことが今回のテーマでもある」
―チームでのパフォーマンスを代表にどう生かす?
「僕はやっぱり個人的なスタイルはもらい手の側なので、やっぱりもらう側に合わせることも大事なのかなと思う。出し手に合わせないといけない場面がこのチームだと多いので、そうじゃない。前線の選手を見ても、もらう側の選手が多いと思うんですよ。個人的にはキヨ(清武弘嗣)以外はもらう側なのかなと。それならそいつに合わせろよ的な。エゴじゃなくて、単純に出し手も、もらう側の意図をくみ取ったパス。出す側が足元へ出したくても、もらう側が裏に抜けているなら裏に出してやるとか、そういうのが一つ大事になってくると思う。監督も練習でそういう感じのことをひと言、二言、言っていた」

●FW柿谷曜一朗(C大阪)
「相手は関係ない。俺らは俺らでいつもどおりやるだけ」
―明日の試合でトライしたいことは?
「トライより勝ちたい。勝つために全力でやる。強い相手にどれだけいいサッカーができるか。最後の結果にこだわってやりたい」
―10月の東欧遠征で出た課題をどう生かす?
「課題は個人としてもチームとしてもいっぱいある。結果が出なかったので」
―昨日のベルギー対コロンビアは見た?
「みんなで見ていた。ベルギーの印象? うまいし、技術がしっかりしていて、スピードもある」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―ピッチは?
「下が緩いのは緩いけど、こんなもんですかね」
―オランダ相手にこうしたいというイメージは?
「一番はやっぱりボールを持ちながらやりたい。ただ、それは相手も同じなので、状況によっては引かざるを得ないときもあると思う。相手の前線の両ワイドは一人でも持っていけるので、そこをうまく封じ込められるようにやっていきたい」
―パスを出させない? アタッカーにつく?
「出させないのが一番いいけど、出されるとは思う。出されたら極力遅らせたり。飛び込んでかわされるのが一番良くないので、よりコンパクトにすることが大事。フォローにも行けないし、最後のところでしっかりと押さえられるようにしたい」
―右のロッベンを起点に右からSBが上がってきたりするが、対処は?
「SBとサイドハーフで2対2で守れれば一番いいけど、中にも縦にも行けるので、中に来たら一番近いボランチがカバーに入るというのが基本だと思う。縦に行けば外へ追い込めばいいし、中へ来たらフォロー、カバーできる距離感を保たないといけない」

●DF吉田麻也(サウサンプトン)
「典型的なオランダっぽいサッカーをしてくる。サイドにいい選手がいて、ボールを保持しながらサイドチェンジを使って、広いスペースから仕掛けてくる。ロッベンは数的同数で守るのも厳しいと思うし、常にサポートに行けるようにしないといけない」
―オランダ代表の選手はほとんど知っている?
「ほとんどの選手と対戦経験がある。1トップに入る(シーム・)デ・ヨングとも3、4回対戦している。クレバーな選手で、うまさもある。2列目の選手が飛び出しやすいポストプレーをするし、高さも意外にというか、見た目より強い」
―オランダの守備の狙いどころは?
「奪ったあとに早くスペースを使えれば。相手はSBもどんどん上がってくるので、奪ったあとのサイドのスペースにいいタイミングで出せれば。足元は強いので、裏に出すことも重要になる」
―コンディションは?
「いいです。先週、1試合できたのは大きい。大丈夫だと思うし、気にすることはない」
―昨日のベルギー対コロンビアは見た?
「見ました。ベルギーは強いな、コロンビアはすごく強いなと(笑)。コロンビアの試合を見るのは初めてだったので」
―ベルギーの印象は?
「タレントが多くて、PSVからナポリに移籍したメルテンスともPSV時代に対戦しているけど、ドリブルで変化を付けてパスも出せる。ああいう選手が途中出場で流れを引き寄せる働きをする。もちろん、先発していたベンテケやデ・ブルイネもいい選手。ただ、ラインのつくり方は、失点した場面も無理に上げていたし、隙はあると思う」
―この2試合の位置づけは?
「オランダ、ベルギーは世界的に強いチーム。毎試合、勝ちたいけど、アウェーで前の2試合に続けて自分たちのサッカーを示すことが大事だし、結果も大事。チャレンジすることが大事だと思う」

●DF森重真人(F東京)
―3バックを試す可能性もあるが?
「練習でも3バックの形で何度かやったし、準備という面ではできている。練習では、やり方は変わらないけど、より細かくということだった」
―手応えは?
「頭では理解は深まっていると思うけど、あとは試合の中でいろんな状況があると思うので、それに対応するためには試合をやっていくしかない。経験を重ねるしかない」
―オランダの3トップには3バックがハマるという見方もできる?
「3バックも4バックもしっかり準備してきているので、当日どっちになるかというのは自分たちも分からない」
―オランダの印象は?
「両サイドに張っている選手が一番危険。でも、それに気を取られすぎると、中にスペースができて使われる」
―結果と内容、どちらに優先順位を置きたい?
「メディアの人は『ザックさんは内容だ』『選手は結果だ』とチグハグしているように言われているので、ここで僕がどっちだと言うと、また言われる。まあ、両方大事です。良い準備をしてチャンスをもらえたときに結果を出すということが一番です」

●DF内田篤人(シャルケ)
―サイドの守備がポイント?
「いいチームはどこでもいいサイドアタッカーがいる。人数をかけて守るのも大事だけど、極力、1対1で抑えられれば。相手の勢いや試合の流れもあるけど、基本的には1対1でどれだけ粘れるか」


●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
―ベルギーでの代表戦だが?
「代表の試合をベルギーでやれるのはうれしいことだし、特別な2試合というのはある。普段以上のものを見せたいし、チームとしても先月、納得のいかない試合をしたので、そこから修正していけるように強いメンタリティーを見せられれば」
―選手があまり取材で話さなくなったようなところもあるが?
「一人ひとり、先月の試合で感じたことも大きいと思う。自分たちがしゃべるよりも、ピッチで表現することが大事」
―オランダの攻撃をどう抑える?
「自分たちが今までやってきたことをやらないといけないし、守備の決め事だけで守れる相手ではない。1対1や球際で負けないことが大事」
―過去2度のオランダ戦はいずれも川島選手が出場しているが?
「過去に2試合やって、自分の中でつかんだ感触も違った。3回目の対戦で、また違う感触をつかみたいし、より良い感触をつかみたい」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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