日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月7日月曜日

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第6節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50730

J1 第6節 ガンバ大阪戦

カイオが公式戦初ゴール!鹿島が5試合ぶりの完封勝利で、首位をキープ!

水曜日に行われたヤマザキナビスコカップA組第2節で、サガン鳥栖を3-1で破った鹿島が、中3日でアウェイゲームに臨んだ。首位で迎えたJ1第6節でガンバ大阪と対戦すると、ダヴィとカイオがゴールを決め、2-0で完封勝利。公式戦3連勝で、リーグ首位をキープした。

鹿島は、最終ラインの伊東と青木、中盤の小笠原と土居が先発に復帰し、左サイドハーフではカイオが公式戦2試合連続の先発出場を果たした。鹿島は立ち上がりから積極的な動きを見せ、開始1分に土居がオープニングシュートを放つ。2分にも、ペナルティーエリアの外からダヴィがミドルシュートを狙い、こぼれ球を柴崎が狙うなど、ゴールへの強い意識を見せた。4分にはペナルティーエリア右側を縦に突破したダヴィが、角度のないところから右足シュートを放ったが、相手GKにセーブされた。

最初の決定機は17分に生まれた。柴崎がドリブルで中央を突破し、右サイドを駆け上がっていた遠藤へパスを送る。遠藤が左足で浮き球のパスを供給すると、最終ラインの背後へ抜け出したダヴィが右足ボレー。フリーの状態で放たれたシュートは、クロスバーを直撃した。スコアレスで推移する中、鹿島はG大阪にボールをキープされる時間帯もあったが、しっかりと守備ブロックを作って対応した。両サイドの背後を狙われ、ロングボールを蹴り込まれても、ゴール前では身体を張った守備を見せる。J1タイ記録となる216試合連続先発出場を果たした曽ヶ端も安定したセービングで、G大阪に得点を許さなかった。

そして38分、鹿島は5試合ぶりの先制点を奪った。ペナルティーエリアの手前で混戦となり、こぼれ球を拾ったダヴィが右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。鹿島が1点をリードして、ハーフタイムを迎えた。

1-0で後半を迎えた鹿島は、前半同様、集中力を高く保った守備から、積極的に攻撃を仕掛ける。54分には、敵陣で巧みなインターセプトを見せた柴崎が、ペナルティーエリア内のダヴィへパスを供給する。ダヴィは至近距離から強烈な右足シュートを放ったが、相手GKにセーブされた。

鹿島は79分に梅鉢、82分には野沢を投入し、選手交代で打開を図る。待望の追加点は83分。左サイドの山本がファーサイドへクロスを上げると、ダヴィがヘディングで折り返す。中央に走り込んでいた柴崎が胸で落としたボールを、カイオが右足ボレーで合わせた。強烈なシュートがゴールを射抜き、プロ初得点でリードを広げた。

試合は2-0で終了し、鹿島が5試合ぶりの完封勝利を収めた。鹿島は公式戦3連勝で、リーグ5勝目を挙げ、首位をキープした。

次節は、カシマスタジアムでの新潟戦だ。今週はミッドウィークに試合がなく、しっかりと準備する時間を確保できる。ダヴィが累積警告で出場停止となるが、ホームで勝点3を獲得し、連勝を伸ばしたい。



【この試合のトピックス】
・38分にダヴィが決めた先制点が、J1でのアウェイゲーム、チーム通算550得点目となった。550得点到達は、G大阪に次いで2チーム目。
・公式戦5試合ぶりに先制点を挙げた。
・今季新加入のカイオが、リーグ戦で自身初の先発出場を果たし、プロ初ゴールを記録した。
・万博記念競技場でのリーグ戦での勝利は、2009年5月24日の第13節以来。中田のゴールを守りきり、1-0で勝利を収めた一戦だった。
・ジャイールが86分に投入され、J1第4節のC大阪戦以来の公式戦出場を果たした。
・前野が今季初めてベンチ入りを果たした。
・曽ヶ端がリーグ戦216試合連続先発フル出場を果たし、J1記録に並んだ。次節の新潟戦で、新記録達成が懸かる。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・呼吸を落ち着かせ、しっかりボールを繋いでいこう。
・プレスはより早く。相手にオプションを与えるな。
・積極的にシュートを打ち、自分たちのリズムを作っていこう。

ガンバ大阪:長谷川 健太
・自分たちでボールを持てている時はチャンスも作れている。
・セカンドボール、ルーズボールに負けない。
・周りの選手との距離感を大切に。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ


ガンバ大阪:長谷川 健太
完全に力負け。(ハーフタイムには)もう少し落ち着いて、しっかりボールを動かせという話をした。チャンスはサイドから作っていたし、最後のところで、自信を持ってプレーしろという話をした。今のメンバーでやっていくしかない。怪我している選手がすぐ戻ってくるわけではないので、今出ている選手が自信を持って戦っていくしかないと思う。今は苦しい時期だが、これを乗り越えればレベルアップできると思うので、現状の力を認識しつつ、次の試合に向けてしっかりと準備していきたい。前半は(最終ラインが)下がりすぎた。終盤は相手がカウンターを狙う中で、リスクを負ってやっていくしかなかった。しっかりと対応はしてくれたが、点を取れない分、守備でもがんばるところはがんばって、先制点をきっちり取れるようにしていきたい。


選手コメント

[試合後]

【カイオ】
(ゴールシーンは)良いポジションを取ろうと考えていた。弾丸シュートで狙う事を考えていたし、蹴った瞬間、入ると思った。岳さんは上手いから、いいボールが来る。まだまだチームのために結果を残したいし、ドリブルで仕掛ける回数も増やさないといけない。

【柴崎 岳】
勝利に値するパフォーマンスを出せたと思う。ボールを触る回数を増やそうと意識した。多少のミスはあったが、自分の中でも良いリズムでプレーができた。チームとしても良い流れが出来ている。(アシストは)ボールが来る準備はしていたし、マイナス方向に誰かがいる事は視野に入っていた。もっとアシストの回数を増やしたい。ここ最近では、一番良い試合だった。

【遠藤 康】
ダヴィが良い時間に点を取ってくれた。相手にチャンスらしいチャンスも作らせていなかった。安定した守備が良い攻撃をもたらせていたと思う。相手FWも満男さんや岳がつぶして、前を向かせなかった。選手同士が良い距離間で出来ているのが、昨年とは違った部分だと思う。

昌子選手、伊東選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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