日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年6月8日日曜日

◆内田はフル出場ならず…失点シーンは「防げたらすごい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?140446-140446-fl



[6.6 国際親善試合 日本4-3ザンビア タンパ]

 90分プレーして本番を迎えることはできなかった。W杯前最後の国際親善試合となったザンビア戦は後半21分に交代。DF内田篤人(シャルケ)は試合後、「こんな感じじゃないですかね」と淡々と語った。

 右太腿裏肉離れによる離脱から約3か月半ぶりの実戦復帰となった5月27日のキプロス戦(1-0)は前半のみの出場。2日のコスタリカ戦(3-1)は自ら「もうちょっとできそう」とベンチに伝え、後半26分までプレーした。

 W杯前に一度はフル出場しておきたいところだったが、この日はコスタリカ戦よりも短い66分間のプレーに終わった。「試合が終わってから少し(監督と)話したけど、『前の2試合のほうが良かったな』と。『前の2試合が良かったから問題ないよ』と言われた」。チーム全体として試合の入りが悪く、内田自身もプレーの精彩を欠いた。

「前半はチームとしてダラッとしていた。暑さ? それもあるけど、中3日でやっているし、トレーニングもここに合わせてきているわけじゃないから。その中で、こないだの試合(コスタリカ戦)もそうだけど、後半は動けるようになった」

 結果的に逆転勝利をおさめたとはいえ、コスタリカ戦に続いて先制を許す展開。しかも前半9分という立ち上がりだった。DFジミー・ムリロが右サイドから上げたクロスボールをゴール前のMFフェリックス・カトンゴがそらし、逆サイドから走り込んだMFクリストファー・カトンゴがヘディングシュート。内田も対応していたが、クリアし切れなかった。

「ちょっと(フェリックス・カトンゴに)当たって、コースが変わった。(クリアは)無理だね。ちょっとアクシデント的なボールで難しくなった。ああいうところで防げたらすごいけど」。目前でコースが変わる不運を嘆いた内田。W杯本番までにどこまでコンディションを上げていけるか。内田自身としても、チームとしても、不安を解消できぬまま最後の国際親善試合を終えた。

(取材・文 西山紘平)

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事