日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年9月4日木曜日

◆柴崎 アギーレジャパン中盤エースだ!背番号「7」に決意新た(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/04/kiji/K20140904008866900.html



 日本代表は3日、親善試合ウルグアイ戦(5日、札幌ド)へ向けた合宿を札幌市内で行った。メンバー23人の背番号も発表され、MF柴崎岳(22=鹿島)は元日本代表MF中田英寿氏(37)やMF遠藤保仁(34=G大阪)がつけていた「7」を背負うことが決定。アギーレジャパンの司令塔としての決意を新たにした。

 歴代レジェンドの名前が、背番号の重みを象徴している。中学時代以来の背番号「7」に、柴崎は「番号にこだわりはないです。背番号で期待を感じることはないし、背番号で勝負するわけじゃない」と冷静を保ちつつも「偉大な選手がつけてきた番号。周りの見方はそうなるのは仕方ない」と期待の大きさをかみしめた。

 過去5大会のW杯を振り返っても「7」はそうそうたるメンバーが並ぶ。98年フランス大会はアトランタ五輪でブラジル代表を破るゴールで“マイアミの奇跡”を演出したMF伊東輝悦(J3長野)。そして、その後は中田英寿氏が02年日韓大会と06年ドイツ大会でつけ遠藤が10年南ア大会とブラジル大会で引き継いだ。

 中田氏は外国人にも負けないフィジカルの強さと技術を武器にセリエAなどで活躍。日本人が多く海外リーグに挑戦する礎となった。遠藤は歴代最多のA代表キャップ146を誇る。日本代表にとって背番号「7」はチームの心臓。以前、遠藤は自らの後継者候補として、パスセンスや戦術眼にたける柴崎の名を挙げたこともある。背番号は日本協会内で決めるが、アギーレ監督も柴崎を評価しているといい、もちろん異論はない。

 柴崎自身も徐々に代表の雰囲気に慣れてきた。練習前には母校・青森山田と星稜(石川)の交流が深いこともあり、星稜出身の本田と高校時代の話題で盛り上がった。他の海外組とも積極的にコミュニケーションを取り目標とする海外リーグの話を聞いたりしている。

 ボランチを務める鹿島では今季リーグ5得点と攻撃力にも磨きをかけたが、アギーレジャパンでは右MFに入る可能性が高く、より攻撃的な役割を任される。もちろん、先人たちをコピーするつもりはない。

 ウルグアイ戦での代表デビューが有力な柴崎は「ゲームをつくるだけではなく、自分がパスの受け手にもなる。運動量を多くして攻守両面で関わっていきたい」と新たな7番像をつくることを決意。「ゴールやアシストという結果を求めたい」。先代の遠藤が代表復帰に意欲を見せるなどライバルは多いが、一発回答で新生日本代表の司令塔の座を射止める。

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