日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年2月3日火曜日

◆鹿島の伝統背番「8」新エース土居が1発(ニッカン)



<スカパー!ニューイヤー杯・宮崎ラウンド:鹿島5-2大分>◇1日◇宮崎市KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

 今年から新設されたプレシーズンマッチ大会「Jリーグ・スカパー! ニューイヤー杯」の宮崎ラウンドが1日、開幕し、鹿島(J1)が大分(J2)を下した。今季初の実戦で開始4分に先制を許したが、5得点で圧勝。今季から伝統の背番号8になったMF土居聖真(22)が得点するなど、目標の4冠へ幸先よく滑り出した。4日の第2戦は福岡と対戦する。

 今季初の実戦で新エースが結果を出した。1-1の後半3分、トップ下のMF土居聖真(22)がMF遠藤のスルーパスで抜け出す。ペナルティーエリア右へ持ち込むと、そのまま右足を振ってゴール左隅へ蹴り込んだ。先月22日からの宮崎キャンプで肉体をいじめている最中で「疲れの中でのミスは絶対に出てくるもの。その中で最大限のことをしようと決めていた」と冷静だった。

 今季から背番号8に変えた。過去にブラジル代表FWベベット、MF小笠原、野沢がつけてきたアタッカーのエース番号。昨季までは28番で「いつか2(10の位)が取れる選手になれ」と言われてきた。その期待に応え、昨季は同期の日本代表MF柴崎、DF昌子とともに全34試合に出場。今季もトップ下に君臨する。

 2-2の後半39分にはロンドン五輪代表DF山村が決勝弾を奪った。味方シュートのはね返りを右足ボレー。本職はセンターバックだが、ボランチで出場して結果を出した。今オフ、J2千葉からの獲得オファーを断って残留。「代表ではボランチだったし、どこでプレーしてもゲームに入れるよう準備したい」とチームの幅を広げて貢献した。

 今季目標はACL初制覇を含む4冠。新設大会の開幕戦を5発で飾った鹿島が、例年はなかったCS中継でファンに順調な調整をアピールした。

 [2015年2月2日7時49分 紙面から]

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