日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年2月1日木曜日

◆鹿島 1点の重み感じ…戦術の細かな落とし込み開始(スポニチ)




 タイトル奪回に向け、戦術の細かな落とし込みが始まった。鹿島は31日、鹿嶋市で約2時間の午前練習を敢行。コンディションを整えることに重点を置いていた28日までの宮崎キャンプから一転、この日は練習のラスト40分間、ハーフコートでみっちりと戦術トレーニングを行った。

 攻撃陣はGKとセンターバックを除く9人、守備陣は2トップを除く9人で構成。実際にゲーム形式でボールを動かしながら、攻守の約束事を確認していった。「サイドのスペースをうまく使おうな!」。「守備が甘い、攻守の切り替え!」。大岩監督の細かい指示が、寒空に響き渡った。

 練習を終えたMF遠藤は「剛さん(大岩監督)のやりたいことが伝わってくる。それに取り組むための練習方法も、考えられている。意図が分かりやすい」と振り返った。「やりたいこと」とは「ポゼッションと切り換え」と説明。「一人一人が考えて動かないといけない」と頭を使うトレーニングだったことを明かした。

 また、DF昌子は「攻守の決まり事を確認した。守備はゴール前での守備をたたき込んでる」と説明した。ハーフコートだったため、センターバックの昌子はボックス内での対応回数も多く「守っている側はしっかりブロックを作って、最後の最後で入れさせないようにしないといけない」と局面での対応の重要性を再確認した。

 振り返れば、昨季は“1点”に泣いている。リーグ戦は最終節でスコアレスドローだったためV逸。ACLもまた、アウェーゴール数の差により決勝トーナメント初戦で姿を消した。「1点で勝負が決まる。1ゴール、1失点の重みを感じながらやっていきたい」と昌子。シーズン開幕前から細部へのこだわりを大切にし、タイトルに向けて愚直に練習していく。

鹿島 1点の重み感じ…戦術の細かな落とし込み開始



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