侍 俺の武器
W杯日本代表のDF昌子源(25=鹿島)は1対1の強さに定評があり、中でもタックル回数はJ1で最も多い59回を数える。父の力さんは姫路独協大サッカー部の監督を務める名指導者で、母の直美さんはミキハウスにも所属したソフトボールの元実業団選手。ともに大体大出身という両親の高い運動能力を受け継ぐが、凄いのはその身体機能だけではない。
「センターバックに大事なのは“考え方”」との持論がありサッカー偏差値も高い。プロになって以来、意識してきたのはボールを奪う際の独特な足の出し方。敵に近づいた後は腰を低く落としてボールをからめとるような動きを見せ、「タイミングと足の出し方はJリーガーでは他にいない」と自負する。むやみやたらなタックルではないからこそ、鹿島の堅守を支えられる。16年末のクラブW杯でレアル・マドリード相手に食らいついたディフェンス力は必見だ。
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DF昌子源 1対1でからめとる頭脳的タックル レアルにも食らいついた守備力