日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年12月19日水曜日

◆レアルだから、ではなく。内田篤人が強調した「鹿島の哲学」(サカノワ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


規模や対戦相手は関係ない。すべて勝つのが鹿島。


[クラブW杯 準決勝] 鹿島 – R・マドリー/2018年12月19日(日本時間20日1時30分)/ザイード スポーツ シティ(UAE)

 クラブワールドカップ(W杯)準決勝、アジア(AFC)代表の鹿島アントラーズが19日(日本時間20日1:30開始)、ヨーロッパ(UEFA)代表のレアル・マドリーと対戦する。

 内田篤人にとっては、シャルケ時代の2015年3月にサンチャゴ・ベルナベウでのUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)で対戦(〇4-3、2試合合計●4-5)して以来の対決となる。

  周囲はもちろん「白い巨人」レアルとの対決をクローズアップする。

 ただ、鹿島にとっては、決してそれが謙虚であるとか、強がりであるとか、そういったことは一切関係なく、クラブの哲学でもある、あくまでも目の前の一戦必勝――というスタンスを貫くだけのことだ。

 内田は次のように言っていた。

「規模とかは関係ない。大きい試合、国際大会、練習試合、すべての試合で勝ちにいく。それが鹿島」

 その言葉の意味は深い。その勝利まさに目の前にいる1対1を制すところから始まる。それは自分自身に打ち克つことも意味する。

 かと言って、鹿島はただ勝利を挙げるためだけの効率よい策を優先させているかというと、そういうわけでもない。プロである以上、人を魅了し続けなければならない。選手も育てて、輩出しなければならない。そこも含めてクラブ一丸で「勝負」している。

 ただ、行き着く先は「試合に勝つ」ことが前提にある。そのあたりの答えなき答えを追求している――それが鹿島ということだ。

 このレアル・マドリー戦、鹿島はその姿勢を貫くのみだ。ただ、今回ばかりは、より単純に、勝利だけを目指すだろう。勝利が育成や強化にも付随してくるという一戦になる。

 グアダラハラ戦から中3日で臨むが、どのような手を打ってくるのか。内田の2試合連続スタメンはあるのか。鹿島がアジアの代表として真っ向から挑む――。

文:サカノワ編集グループ


◆レアルだから、ではなく。内田篤人が強調した「鹿島の哲学」(サカノワ)






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