日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年12月17日月曜日

◆「もうちょっとチームに何かできたんじゃないか」。鹿島ユースDF佐々木は悔しさと同期の思い持ってトップチームへ(ゲキサカ)



佐々木翔悟 Shogo.Sasaki


[12.15 プレミアリーグファイナル 鹿島ユース 1-2 広島ユース 埼玉]

 FW有馬幸太郎(3年)とともに鹿島アントラーズユースからトップチームに昇格するDF佐々木翔悟(3年)は、敗戦の悔しさ、同期の選手たちの思いも持ってプロ入りする。

 4-4-2システムの左SBとして先発した佐々木は、相手のサイド攻撃をケアしながら、攻めどころを見極めてオーバーラップ。敵陣深く切れ込み、得意の左足クロスへ持ち込んだ。反撃した後半、182cmの大型SBは懐の深いボールキープからボールをゴール前に入れるシーンも。だが、白星を引き寄せることはできなかった。

 ユースチームでの公式戦はこれが最後。プレミアリーグEASTで首位を独走する中、順位を気にすることなく「どの試合も勝つ」と集中して戦ってきた。なかなかまとまらなかったという3年生の代も、最後はまとまりを持って戦うことができたと感じている。

 だが、ファイナルは敗戦。佐々木は、トップチームに昇格する自分がリーグ戦含めてもっとできたことがあったはずと分析する。「全員上がりたかったと思うんですけれども、その中で自分たち2人が上がるので、プレミアリーグでももっと自分たちが引っ張っていったりしないといけないと思っていた。自分、全然チームに力を与えられていないので、もうちょっとチームに何かできたんじゃないかと思っている」

 もっと、できなかったか。この悔しさと同期の選手たちの思いを持ってプロの世界に入っていく。「守備面も、攻撃面でももっと高い意識を持ってやっていきたいです」という大型SBはプロでチームにより力を与えられる選手になって、同期や支えてくれた人々に恩返しする。

(取材・文 吉田太郎)




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