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J1リーグ29節
松本山雅FC ― 鹿島アントラーズ
10月18日(金)/19:00/サンプロ・アルウィン
松本――攻撃に重きを置いた3-1-4-2は鹿島に通用するのか
松本山雅FC
今季成績(28節終了時):17位 勝点28 6勝10分12敗 17得点・31失点
【最新チーム事情】
●前節は仙台に1-0で勝利。
●3−1−4−2のシステムが機能。
●前回対戦では鹿島に0-5と大敗。
【担当記者の視点】
前節は試合開始早々にセルジーニョが美麗なミドルシュートを決め、そのリードを活かして1-0で仙台を下した。今季初の2試合連続クリーンシートを達成するなど、攻守ともにチームコンディションは良好と言えるだろう。
攻撃に重きを置いた3−1−4−2システムは機能したものの、課題もある。前節で見られたのは、サイドの守備をどうするか。失点こそしていないが、数多くのクロスをフリーで入れられており、鹿島を相手に同じ手法が通用するかは疑問符がつく。できれば両サイドの選手が制限をかけたいところだろう。
ただ、鹿島には前回対戦時に0-5と今季最大の大敗を喫している。スコア通りに圧倒された試合で、当時の雪辱戦としての側面も持つ。格上の相手だが、残留に向けて是非とも勝点3を奪いたい。
鹿島――試金石となる一戦。首位の座を守れるか
鹿島アントラーズ
今季成績(28節終了時):1位 勝点55 16勝7分5敗 50得点・24失点
【最新チーム事情】
●前節のC大阪戦に勝利し、今季初の首位浮上。
●ルヴァンカップ準決勝では川崎に敗退。第2レグで犬飼が負傷し全治4週間の診断。
●U-22代表のブラジル遠征から町田が合流。
【担当記者の視点】
代表ウィークに行なわれた川崎とのルヴァンカップ準決勝では、2戦合計1-3で敗退。ACLに続き、ふたつ目のタイトルを失った。大岩監督は「この悔しさを必ずJリーグと天皇杯のタイトルにつなげたい」と話した。
前節のC大阪戦で今季初の首位に浮上し、ここからは追われる立場に。その試合で負傷したセルジーニョ、ルヴァンカップ第2レグで同じく負傷した犬飼がともに全治4週間の診断を受けた。今季開幕からチームを支えてきた攻撃と守備のキーマン不在で約1か月を戦うことになる。
松本は、J1残留に向けて相当の覚悟を持ってぶつかってくると予想される。「総力戦」で首位の座を守り抜くためにも、試金石の一戦となる。
◆【J1展望】松本×鹿島|松本は前回対戦で5失点の大敗。主力4名が不在の首位・鹿島を相手にどう勝機を見出すか(サッカーダイジェスト)