日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年11月11日月曜日

◆【内田篤人に訊いてみた】今の川崎にあって、鹿島にないものとは?(サッカーダイジェスト)



内田篤人 Atsuto.Uchida


フットボールサミット 第16回 それでも「内田篤人」が愛される理由 / フットボ...


「いや、紙一重じゃない?」


[J1リーグ第31節]鹿島0-2川崎/11月9日/カシマ

 川崎強し――それを印象づけるゲームだった。

 後半の途中まで、ペースを握っていたのはどちらかと言えば鹿島だった。決定機の数でも上回る。だが、それを決め切れずにいると、川崎がセットプレーとカウンターで2得点。効率良くゴールを奪った現リーグ王者が、国内随一の常勝軍団を鮮やかに下した。

 ルヴァンカップ準決勝でも苦杯を喫した相手に、鹿島はまたしても勝てなかった。「今の川崎にあって、鹿島にないものとは?」。そんな質問を内田篤人にぶつけてみると、こう返ってきた。

「いや、(今日の試合は)紙一重じゃない? 俺たちが点を取っていたら、たぶん、逆の結果ぐらいにはなっていたと思うし。まあ、“たら・れば”はないんだけどね。俺らも今まで勝ってきたゲームで、先に点を取られたりとか、あれが入っていたらとかは、いっぱいあるから。Jリーグの18チームは拮抗している。そんなに差があるわけではない。紙一重の戦いになってくるから」

 川崎戦の黒星で、鹿島は首位から3位に転落。だが、FC東京、横浜、鹿島のトップ3の勝点差はわずか「3」。リーグタイトル奪還の可能性はまだ十分に残っている。

 今節の川崎戦はたしかに手痛い完封負けだったが、多くのチャンスを作り、内田が言うように、勝っていても不思議ではなかった。川崎との間に大きな差があるわけでもない。次こそは“紙一重”の勝負をモノして、首位の座を取り戻したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)




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