日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月6日火曜日

◆アフリカの強力アタッカーと対峙する植田直通「真っ向勝負というより技術を使わないと」(ゲキサカ)






 屈辱の4失点以来の代表戦となる。9日にカメルーン、13日にコートジボワールと国際親善試合を行う日本代表にとっては昨年12月のE-1選手権以来の活動で、海外組を含むメンバーでの試合となると、昨年11月19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(●1-4)以来、約11か月ぶりだ。

 そのベネズエラ戦は65年ぶりに前半だけで4失点を喫する記録的惨敗。先発した植田も左太腿の打撲で前半のみでの交代を余儀なくされた。昨年6月のコパ・アメリカ以降はコンスタントに招集され、試合出場も重ねてきたが、「呼ばれている回数は多いと思うけど、まだまだ足りてないなと思うところもたくさんある」と満足はしていない。

「すべてのレベルを上げたい。つなぐ部分もそうだし、DFとして大事な、目の前の相手に負けないという部分。失点しない部分。そこのクオリティーも上げていきたい」。18年夏にベルギーに渡って2年余り。日々、多くのことを学び、成長している自負もある。

「日本でプレーしていたときと、外に出て海外の選手を相手にするときとでは違う対応をしている。自分より大きい選手がほとんどの中で互角にやるには、真っ向勝負というよりは、技術を使わないといけない。五分五分ではなく、自分が有利になるようなボールが来る前の動きとか、そういう対応を心がけている」

 カメルーン戦、コートジボワール戦にもベルギーでの経験を生かせるはず。「ベルギーにもアフリカの選手が多くいるけど、身体能力や一瞬のスピードは日本人が持ってないところでもある。一つのルーズボールだったり、隙を見逃さない力を持っている。一瞬の隙も見せないように、常に準備をしておくことが大事だし、それを試合中は心がけたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)


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