日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年3月21日日曜日

◆【鹿島】苦境を乗り越え、真価の問われる名古屋戦へ。ザーゴ監督「みんなで結果を出せるように」(サッカーマガジン)






3月20日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。17日のJ1第5節アビスパ福岡戦に敗れ、リーグ戦の成績は1勝1分け2敗となった。開幕ダッシュ失敗を挽回すべく、まずは21日に全勝中の名古屋グランパスからホームで勝利を目指す。


守備力の高い名古屋との一戦。「我慢比べになる」


 開幕前は「どういうスタートを切るのか、非常に重要」と語っていたザーゴ監督だが、今季も出だしは厳しいものとなった。清水との開幕戦に敗れ、前節もJ1昇格組の福岡に屈し、ここまで1勝1分け2敗と負けの数が先行する。

 さらに、福岡戦で和泉竜司がケガを負い、復帰まで2カ月はかかる見込み。途中交代した土居聖真も数週間の離脱を余儀なくされそうだ。タイトル獲得を目指すシーズンにおいて、チームは早くも試練に直面している。

「和泉選手と土居選手は試合に出続けていたこともあって、離脱したのは痛いです。どの選手も離脱されると困ります」

 指揮官は離脱者が出たことについて、そのように話した。「ただ、同時に上田(綺世)選手の復帰もある」と明かす。「先発なのか、途中出場なのかは、試合までにしっかりと考えていきたい」と、起用法については慎重な姿勢を見せるが、昨季10得点を奪った点取り屋の今季開幕戦以来となる試合出場も近そうだ。

「若手もだいぶ成長しているし、経験も積んでいます。今いる選手でやり繰りするしかないので、その中で(試合のメンバーを)チョイスして、みんなで結果を出せるようにしていければと思っています」

 ザーゴ監督がそう語るように、3月21日のJ1第6節名古屋戦はチームの総力が問われる一戦となりそうだ。「焦れずにやることが重要。グランパスは非常に守備が堅いので、インテンシティーをしっかりと持続させることも重要になってくる。だから、我慢比べというところになってくると思います」と名古屋との試合を見据える。

「前節(福岡戦)は退場がありましたけれど、10人でも試合に勝とうという気持ちが伝わってきました。やっていることは正しいと思うし、あとはそれをしっかりと結果に結びつけなければいけない。次はグランパスという相手とホームで戦う。申し分のない相手なので、ここで上位陣ともしっかり戦えることを示すことができれば」

 ホームのカシマスタジアムでザーゴ監督体制2年目の真価を示し、今季全勝中の相手から3試合ぶりの勝利を狙う。


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