<明治安田生命J1:鹿島-横浜>◇第8節◇10日◇カシマ
鹿島の日本代表FW上田綺世(23)が絶好調だ。第5節の湘南戦から3試合連続ゴール中で、得点ランキングトップの5得点。10日のホーム横浜戦でもゴールを決めて自身J1初の4試合連続得点となれば、鹿島の日本選手では13年10~11月のFW大迫勇也(現J1神戸)以来、9シーズンぶりとなる。
DFの背後を巧みに突くストライカーは、最終ラインを高く設定する横浜と相性が良く、19年8月の対戦から5戦6得点。横浜戦での通算6点はFWアルシンドの8点に次ぎ、MF小笠原満男と並びクラブ歴代2位タイとなっている。
20年11月の対戦で決めたゴールは秀逸だった。相手DF2人の間を鋭く動きだしてMF土居のロングパスを引き出すと、ワントラップから右足ズドン。直近の昨年8月のアウェー戦でもスルーパスに抜け出して右足で流し込み、チームは横浜戦5連勝を飾った。本拠地カシマでの対戦に限ればリーグ9連勝中だ。
今季もDFの背後にスペースがあれば、その死角からゴールに迫り、低く守りを固める相手にはペナルティーエリア外から右足でミドルシュートを狙って得点を量産。J1最速で通算1000試合の節目に到達する横浜からゴールを奪い、常勝軍団を2シーズンぶりの6連勝に導くことができるか注目だ。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)
<鹿島のJ1リーグ戦4試合以上連続ゴール>
▼7試合連続
マルキーニョス 08年
▼5試合連続
長谷川 祥之 98年
▼4試合連続
アルシンド 93年
黒崎 久志 93年
レオナルド 95年
柳沢 敦 96年
ビスマルク 97年
柳沢 敦 98年
柳沢 敦 98~99年
平瀬 智行 00年
岩政 大樹 07年
マルキーニョス 07年
マルキーニョス 07~08年
野沢 拓也 10年
興梠 慎三 12年
大迫 勇也 13年
大迫 勇也 13年
セルジーニョ 19年
エヴェラウド 20年
横浜は10日の鹿島戦でJ1初の通算1000試合に到達する。横浜と鹿島はともに93年のJリーグ創設時からJ1に在籍し続けるが、鹿島は今回の横浜戦が通算998試合目。今季の横浜はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)参戦のため2試合早く消化している。J1通算の対戦成績は鹿島が34勝、横浜が22勝、引き分けが8試合。
◆【データが語る】鹿島FW上田綺世 大迫勇也以来チーム9シーズンぶり4戦連発ゴールなるか(ニッカン)
直近だと20年にエヴェ、19年にセルジが記録。4戦連発は錚々たるメンバー(レオ、柳沢、マルキ、興梠、野沢、大迫など)。その中に #岩政大樹 コーチがいるのが凄い!
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 9, 2022
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