日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2015年2月19日木曜日

◆仙台期待のルーキー西村 柳沢先輩超える(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20150218-1435989.html



 仙台のルーキーFW西村拓真(18)が、今日18日の広島との練習試合で“プロ初”ゴールを狙う。富山第一高で日本一に貢献し、昨年引退した元日本代表FW柳沢敦氏(37)の後継者として期待されるストライカー。第3次宮崎キャンプ3日目の17日も、実戦形式の練習で強烈なシュートを放つなど存在感を示した。

 母校の、チームの大先輩に追いつき、追い越す! 13年に富山第一高を日本一へ導いたストライカーが、J1の舞台に燃えている。初めてのプロキャンプでは抜群のシュート力を武器に、レギュラー入りへ猛練習に励んでいる。将来は「日本代表になってW杯で優勝することと、スペインやイングランドのビッグクラブでやりたい」と夢は大きい。

 背番号「30」。高校の先輩でもある柳沢氏が、仙台入団時につけていた番号だ。昨季で引退したスター選手の後継者として期待される18歳は「やっぱりFWなので10番をつけたいですけど…」。素直な言葉を口にしつつも「(柳沢さんは)偉大な人。自分も期待されているってことですよね」と喜んだ。高3時に仙台の練習に参加した際は、食事にも連れて行ってもらい「一緒に焼き肉を食べて、がんばれよと言ってもらった」。その励ましは今も胸に残る。

 まずレギュラー定着へ、今日の広島戦でゴールを決めてアピールする。16日夜には宿舎の風呂場で野沢、村上、六反らの先輩から「お前ならできる。形にこだわらずがむしゃらに行け」とアドバイスを受けたという。「周りを意識しすぎず、自分から攻めて得点を取りたい」。キャンプ中も毎日、居残りシュート練習を欠かさない。「1年目が一番吸収できる。ついて行くだけじゃだめだと思う」と実戦でこれまでの成果を出すつもりだ。

 「卒業式に出られなくても、開幕戦には出たい」。今季仙台のFW登録はウイルソン、金園、山本、そして西村の4人のみ。少数精鋭体制の中、全国制覇を経験した若武者がベガルタの点取り屋を目指す。【成田光季】

<西村拓真(にしむら・たくま)アラカルト>

 ★経歴 1996年(平8)10月22日、愛知・名古屋市生まれ。兄の影響で4歳からサッカーを始める。富山第一高では2年時に全国高校選手権で富山県勢初優勝に貢献。優秀選手に選出された。

 ★プレースタイル 精度の高いシュート、身体能力が武器。

 ★性格 ストイック。高校時代は毎朝7時から「1人でひたすらシュート打っていた」。現在も全体練習後、居残りシュート練習は欠かさない。

 ★家族 両親と姉、兄。

 ★身長、体重、血液型 178センチ、71キロ、A型。体脂肪7%。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事